これも異例のことではあろう。NPBで101勝を挙げたトップクラスの投手が入札で値が付かなかったのだ。

元旦に渡米して代理人のワッサーマンとともに直接交渉をしたが、数球団が応じたものの、応札には至らず、最後に残ったパドレスとの交渉も不調に終わった。

菅野智之の実力、MLBで通用することに関して異論を唱える向きは少ないだろう。実力的には山口俊や菊池雄星よりは明らかに上、ダルビッシュ有まではいかないが、田中将大、黒田博樹と同じクラス。162試合制であれば12~13勝、180イニングを投げて防御率3点代半ばは固いところだ。弱小チームならエース、強豪チームなら3番手クラスの投手には間違いなくなれるだろう。

しかしMLBのFA市場は、古今未曽有のパンデミックの中で機能不全に近い状態になっている。大物投手がFA移籍を見合わせたり、市場で宙に浮いている状態で、計算できるとは言え、未知の投手に大型投資をしようという気分にはなれなかったのだろう。
ブルージェイズには代理人が、菊池雄星の4年58億円なみの金額のオファーをしたようだが、大型契約は現実的ではなかったのだ。

巨人は1月になって、異例のオプトアウト条項のついた4年41.5億円の契約を菅野に提示したと言われるが、ブルージェイズや最後まで残ったとされるパドレスの提示額は、恐らく巨人に及ばなかったのだろう。

オプトアウト条項は大きい。菅野は来季、巨人で頑張って数字を残し、MLBも何とか正常なシーズンを送ることができていれば、来オフに移籍する可能性も出てくるのだ。

今季の巨人は、菅野の穴をほとんど埋めることができていなかったが、これでいきなり優勝候補の一番手に躍り出た感がある。

菅野は来季、レンジャーズの有原の登板が気になるはずだ。

ちょっとがっかりするが、妥当な判断だろう。それにしても讀賣新聞はろくに新聞なんか売れていないはずだが、すごいお金持ちなのだと思う。

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