うーん、ロッテにいればいいものを、と思うのだが。

澤村は回転数のある速球とスプリッター、スライダーなどの変化球で攻める投手だ。変化球が低めに決まっていれば高い確率で打者を打ち取ることができる。

確かに即戦力ではあろう。タイプ的には田澤純一に近いのではないか。セットアッパーとして通用するとは思う。

キャリアSTATS

H-SAWAMURA


この実績からしても通用するのは間違いない。NPBの一線級はMLBで通用するのは間違いないのだ。

しかしながら、沢村のように少ない球種で勝負をする投手はMLBでは打者に投球を覚えられ、2年目、3年目と成績が下がっていくのがお決まりのパターンだ。

近い例では平野佳寿が良い例だ。お化けフォークと呼ばれる落差の大きいスプリッターで1年目は3セーブ32ホールドERA2.44と素晴らしい活躍だったが、2年目には1セーブ4.75と下落しFAに。マリナーズでは4セーブ1ホールドERA5.84で、今季日本に復帰した。

澤村も3年目にはFAになるパターンだろう。ロッテにいればクローザーとしてそこそこの成績を上げられるはずだが、MLBではかなり厳しくなりそうだ。

レッドソックスは大家友和、野茂英雄、松坂大輔、岡島秀樹、上原浩治、田澤純一、斉藤隆と日本人投手とたくさん契約してきた。
日本人投手の習性は熟知している。その点は幸いではあるが、反対に言えば見極めもはっきりしている。
今年のMLBがどのようになるのか予断を許さないが、実力を発揮してほしいと思う。


2020年S.パットン、全登板成績

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