内野手の箱田淳と投手の箱田弘志が同一人だとはしばらく気が付かなかった。89歳を迎えたばかり。
盈進商から1951年、創設2年目の国鉄に入団。盈進商は1970年代まで広島県では強豪だった。

キャリアSTATS
Hakoda-P


Hakoda-B


甲子園には出られなかったが、屈指の好投手として知られ、入団1年目は救援投手として投げる。3年目には先発でも10試合に投げ120.2回を投げたが3勝どまり。ただこの年はバットで.272を記録。

翌年から打者に転向。いきなり打率.323を記録。二塁手でベストナインに選ばれた。

以後、二塁手、三塁手として活躍。3割は1回だけだったが、華のある選手で、オールスターに3回連続で選出された。

国鉄では3番を打つことが多かったが、足が速く1956年には最多三塁打。

1961年、今のFA制度の前身と言ってよい「10年選手制度」で大洋に移籍。これを見てもわかるように、国鉄スワローズを代表するスター選手だった。

大洋移籍後は規定打席にたっすることなく、32歳で引退した。あと7本で1000本安打。
私は全く知らないが、巨人とその他5球団という時代のセ・リーグでは名選手の一人だと言えるだろう。


2020年S.パットン、全登板成績

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