ガンバ大阪は3月に入って選手6人、スタッフ2人の新型コロナ感染が分かった。
J1リーグのガンバの試合はここまで2試合が中止、10日からの第3節も中止になる可能性があるとのことだ。
このために、濃厚接触者を隔離するとともにトップチームは自主トレーニングのみとなり、チーム全体での活動は休止した。

NPBは3月26日に開幕戦を控えてオープン戦が行われているが、選手は定期的にPCR検査を受けながら戦っている。今のところ感染者や濃厚接触者は出ていないが、予断は許さない。

新型コロナの市中感染は、昨年6月のNPBシーズン開幕時点よりもはるかに増えているはずだ。今は陽性者数が下降線をたどっているが、都市圏であればどこで感染してもおかしくない状況が続いている。
ガンバのクラスター発生は、たまたまガンバだっただけで、NPBのどの球団で起こってもおかしくないはずだ。
特に今は、変異株への置き換わりが進んでいる。感染スピードが1.7倍と言われる変異株が広がれば、これまで通り感染症対策をしていても、チームに陽性者が出る可能性は高まると言えよう。

JリーグとNPBは、共同で専門家チームを委嘱し、政府の指導のもと歩調を合わせて感染症対策を行って、試合をスタートさせている。ガンバ大阪は、NPB球団と同一の対策を行っていて、クラスターを発生させたのだ。
そのことを考えれば、ガンバ大阪で起きていることは、NPBにも無関係ではない。

ワクチン接種によって事態が劇的に変化するのは、日本の場合、どんなに短くても半年後だろう。
それまでは観客数も増やすことはできないし、感染症対策を緩めることもできない。

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その前提でコロナと戦いながら試合興行を続けるということになる。NPBは体力があるが、経済規模も少ないJ3などは、経営危機に見舞われるところもできてくるだろう。

JリーグやNPBで感染者数が増えて、公式戦、ペナントレースが中止になれば、その損失はさらに甚大なものになる。
そのリスクを常に認識する必要があるだろう。

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