菅野智之が残留したことで、今年の巨人は顔ぶれだけなら、戦う前から圧倒的優位を保っている。ただし問題はある。
2020年と2021年の比較 2021年の数字は昨年実績を143試合に換算している。

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菅野は昨年、完投にそれほどこだわらなかった。かなり早くから独走状態になったこともあり、それほど無理をする必要がなかったのだ。腰を痛めてからフォームがかなり変わったが、それによって負担も軽減されたのではないか。

戸郷は昨年、できすぎの感もあった。9月に防御率が4点台に落ちたが、覚えられた感もあった。順調に菅野に次ぐ地位をキープできるかどうか。

むしろサンチェスが菅野に次ぐ位置になるのではないか。8月に戦線離脱したが、大きな波がなく安定感があった。イニングを稼ぐことができると思う。

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今村はオープン戦ではまだ1試合しか投げていないが、順調なようだ。今年こそローテに定着するのではないか。

井納は、打球を受けて頭が破裂したという大誤報があったが、ベテランでもあるしチームが替わっても似たような成績を挙げるのではないか。

救援陣は、クローザーのデラロサが出遅れている。シート打撃に投げたとのことだが、今年もクローザーがアキレスけんになるだろう。デラロサがだめなら中川皓太か。

オープン戦では鍵谷陽平がセーブを1つ記録しているが、柄ではないだろう。ビエイラの方がいいかもしれない。

もう一つ、高梨陽平がオープン戦で本調子でないことも気がかりだ。

救援投手を軽視するのは巨人の伝統だが、早急に救援陣の陣容を確立する必要があるだろう。

とまれ、馬なりで戦っても今年の巨人はリーグ優勝できる戦力なのは間違いない。


2018~20年山﨑福也、全登板成績

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