私学の進出によって、高校野球の勢力図が大きく変わった。

春夏通算勝利数順

Kochi


わずか10校しか甲子園には出ていない。

「四国四商」のうち、高知商は唯一高知市立。1948年春初出場。1980年春、中西 清起を擁して優勝。岡林洋一、藤川球児など好投手を輩出してきた。谷脇一夫監督は私に「投手を大切にする野球」だったと語った。

高知商のライバルは、高知市内にある私学、高知高校だった。1955年春初出場。1964年夏、有藤通世の世代に優勝。ただし有藤は開幕試合で死球を受けて以後は休んでいる。1975年春には東海大相模を下して優勝。
高知高校は、高知の「ええとこの子」が行く名門私学で、親子代々の卒業生も多く、がつがつした学校ではなかった。

明徳義塾は高知商、高知の間に割って入り、1982年春の初出場から急速に強くなった。2002年夏に初優勝。夏は2010年から10年連続出場。馬淵史郎監督の徹底的な「勝利至上主義」がこの結果となったと言えよう。その結果なのか、明徳義塾からはDeNAの伊藤光を除いて活躍した選手はほとんど輩出していない。

土佐は進学実績で知られる私学だが、1952年発初出場。1966年春には準優勝している。

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