NPBから約1週間遅れで、MLBのペナントレースも開幕した。

MLBもNPBも入場者数を制限して、感染症対策も行った上で試合興行を行っている。

昨年はMLBは無観客で60試合だけペナントレースを行った。日本は一部観客を入れて120試合を戦った。
昨年の段階では、状況は日本の方が幾分マシだったと言えよう。
恐らくは感染症対策のレベルでも、日本人の方が、アメリカ人よりしっかりしていているし、市中感染の状況でも段違いで日本の方がマシだったはずだ。

しかし、昨年末に状況は一変した。アメリカはワクチンを大量に購入。年末から大量に国民に摂取させた。わけのわからないトランプ政権が退陣し、バイデン政権になるとともにワクチン接種に拍車がかかり1日300万人にワクチンを打っている。100人当たりの接種数は49.7回になっている。

アメリカの陽性者数の推移 赤枠はMLBペナントレースの期間

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昨年末をピークに陽性者数は減少していた。しかし4月以降再び増加の兆候が見えている。変異体に置き換わってきつつあること。また若者を中心に感染症対策に反抗する動きが出ていることがあるとは思う。
ただ、ワクチンはおおむね変異体にも有効だし、この勢いで接種者が増えれば、数か月以内に集団免疫は成立するはずだ。

日本は、もともと陽性者数が少なく、死者数も少なかったが、医療体制はその割にひっ迫した。また政府の対策も後手に回り、抜本的な手を打たないままに推移した。頼りにしたのは「国民の自覚」だったと言えよう。ワクチン接種については、世界でも最も遅れた国の一つで、累計で100万人が摂取したに過ぎない。100人当たりの接種数は1回に満たない。

日本の陽性者数の推移 赤枠はNPBペナントレースの期間

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日本とアメリカの陽性者数の波はよく似ているが、アメリカは「ワクチン接種」というゲームチェンジャーが働いている。今後、この波は、下落していくことがほぼ間違いないのに対し、ワクチン接種が6月末でも100人あたり20回程度にしかならない日本では、集団免疫は夢のまた夢であり、第4波の到来がほぼ確実だ。日本の国が頼りにするのは「国民の努力」だけだ。

この秋には、MLBはフルで観客動員をして、従来のペナントレースをしている可能性がかなりあるが、日本は緊急事態宣言が再発出されて、ペナントレースが中断したり、無観客になったりする可能性もあるだろう。

いまだにゲームチェンジャーを十分に獲得できていない日本は、世界中で「コロナ明け」を迎える中で「まだ感染症対策やってる」国になる可能性が高いと思う。

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