大阪府、東京都の連続する1週間の陽性率、感染者数、検査数の推移

陽性率の推移 タテのラインは緊急事態宣言発出時期

yousei-ritsu


大阪は一応ハンマーをふるった効果が出て、陽性率ははっきり下降線を描いた。最も高い4月13日には連続する7日間で9.44%もあったが、5月24日には3.22%、1日単位ではこの日は2.06%にまで落ちている。陽性率5%を切ると実効再生産数は1を割ることが多いので、大阪は黄信号に戻ったと言える。

しかし東京都は連続する7日間で5月6日に9.14%、ここからは下がっているが最新の5月23日で6.23%、1日単位では8.09%だ。5%のラインに近づいているが、まだ落ち切っていない。実効再生産数は1前後ではないかと思われる。

しかし陽性者数でみれば、こうなる。

yousei-syasuu


東京と大阪は歩調を合わせて感染者数が減っているような印象がある。
東京と大阪は緊急事態宣言後、同じように感染者が減っているかのように見えているのだ。

しかしこれは詐術に近い。

検査数の推移はこうなっている。

yousei-Kensa


大阪府は直近でも1.4万件/日の検査をしている。週に10万件だ。しかし東京都は10万件の検査をしたことがない。現時点では1万件/日を割り込んでいる。5月8日に688人の陽性者を出したが、それでも検査数をあげることはなく、むしろ今は下げている。
だから陽性者数は大阪と同じように減っているように見えるのだ。

大阪府と同じ14000件の検査をすれば、陽性率6%だから840人くらい出ているはずだ。しかし、検査数を下げることで、陽性率は下がっていないのに、陽性者が減っているように見せている。

そういう疑惑を抱かざるを得ない。これが東京五輪開催へ向けての「粉飾工作」だとすれば、罪深いと思うが。


引分投手にホールドを!!

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