今日から夏の甲子園が始まる。夏の甲子園はそろそろ京セラドーム大阪でやってもいいかと思っている(変な言い方だが)。気温40度の中で、熱中症患者を出しながらやるのは、そろそろ終わりにすべきだろう。
高校野球の感染症対策に関する記事を書いた。

Number COVID19


この問題意識で記事を書こうと思ったが、メディアからはたびたびNGを食らった。その理由は
「お前は専門家ではないから書く資格がない」
「いたずらに不安をあおる」
「どちらかと言えばきつい感染症対策に反対する風潮が主流」
ということだった。そこでNumber Webの編集者に相談したところ、現場の声を聞いたら、とアドバイスをもらった。大事なことだ。で、SNSなどでつながる高校野球関係者にアンケートを取ってそれをもとに記事にした。

意外だったのは、顔を合わせて話しているときは、ほとんどコロナの話をしなかった指導者が、実はかなりを気を遣っていることが分かったこと。

球数制限とか選手の健康の問題には能弁になる指導者も、コロナの問題は「どう扱っていいかわからない」のだろう。昨年は感染者が出た学校がバッシングにあった。それもあって、声が小さくなっているのだと思う。

わかったのは「公立と私学では感染症に対する意識が異なっている可能性があること」「危険な施設は寮、合宿」「危険なシチュエーションは試合後」ということだ。

今回の甲子園開催にあたって、日本高野連、朝日新聞社は「感染者が出ること」を想定した対応をしている。陽性者が一人出ても、検査でクリアすればチームの出場辞退はないと明記している。

選手は大会期間中、最大3回PCR検査をするが、恐らく何人かは引っかかるだろう。
そのときに、主催者はどんな対応をするのか?

一番ダメなのは、事実の隠蔽、そして矮小化だ。事態がチームの辞退や大会の中止につながりかねない方向にいったとしても、感染状況を即時に詳細に発表することができるかどうか?
個人情報には留意する必要があるが、感染症の実態をしっかり公表できてこそ、注意喚起ができる。

朝日新聞と毎日新聞は主催者であるとともに、一番間近にいるメディアでもある。「不都合な真実」もしっかり伝えてほしい。

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