さて、昨日のソフトバンクーロッテ戦。ソフトバンクの弱体ぶりが際立っていた。
先発はソフトバンクが東京五輪から帰って絶好調の千賀滉大。ロッテが新戦力のロメロ、長身左腕。
立ち上がり、ソフトバンクの1番牧原が右翼のホームラン、続く中村晃も安打。ソフトバンクはロメロを簡単に打ち崩すかと思ったが、柳田悠岐があっけなく三振。栗原も安打で一二塁となったがデスパイネが三振、リチャード四球で満塁になったが今宮が二飛。ちぐはぐな攻撃だった。
結局、この試合でソフトバンクのチャンスらしいチャンスはこれだけだった。
千賀の調子はこの日も素晴らしく、1回2個、2回1個、3回は3者連続、4回も先頭の高部を三振と圧倒したが、続く中村に二塁打を打たれ、レアードの三ゴロで三進、ここで角中のタイムリーが出て並ばれた。この打者はしぶとい。
しかし千賀の出来はさらにすごくなり、5回2個、6回2個、7回2個と三振の山を築く。
ただロッテのロメロも調子を取り戻す。柳田がこの投手を全く打てない。タイミングが完全にずれている。
千賀は7回を終えて103球になったが8回も続投、しかし先頭の藤岡に安打を打たれ加藤が送って荻野を歩かせ、高部の代打山口に右前打を打たれ満塁。中村は三振に切って取ったが、レアードにしぶとく粘られる。
ここからサイン交換に手間取る。甲斐がマウンドで千賀としつこいやり取り、同期の2人だが意見が合わなかったか。レアードはぼてぼての二ゴロながら内野安打になり悪送球もあって2走者がかえってしまう。
ソフトバンクは端的に言えば千賀の好投を見殺しにしたわけだ。ロッテはレオニス・マーティンが発熱で休んだが、選手が前のめりになっている。
全然打てないエチェバリアのファインプレーが出たりして、守備もいい感じになっている。
最後は益田が出て、きれいにさばいた。
ソフトバンク打線は柳田だけでなく、デスパイネ、リチャード、今宮、甲斐と振りが鈍く、打線がつながらなかった。
気が付いてみれば、選手層が薄くなっている。
特に外国人がぱっとしない。バレンティンは実質的に離脱しているし、グラシアルも戦線離脱。デスパイネはさえない。BC茨城からとったアルバレスも今一つ。モイネロはそろそろ帰ってきそうだが、サファテは名前だけ現役。戦力になる選手がいない。
育成上がりのリチャードなどが出てきているが、いつの間にこんなに細ってしまったかと思う。CSに行けるかどうか、という状態ではないか。
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