ホリエモンは17日の記者会見で、福岡北九州フェニックス、そしておそらくは九州アジア独立リーグと台湾、韓国との連携に言及した。
台湾プロ野球、CPBLとの連携には、差し当たってほとんど障害はないだろう。すでに楽天がLamigoを買収して楽天モンキーズにしている。
問題があるとすれば、実力格差で、特に投手の脆弱さはかなりのものだった。石垣島でのロッテの交流戦は台湾投手が打ち込まれて10点以上の点差のワンサイドゲームになるのが通例だった。
しかし、台湾のレベルは確実に上がっている。独立リーグとは互角に戦えるレベルにはなっていると言えよう。

ちなみに独立リーグは高校野球以上、大学野球の中より下、社会人よりは弱いとされた。一方で火の国サラマンダーズや四国のチームはソフトバンク三軍とは互角以上の戦いをしている。

CPBLと独立リーグの交流によってCPBLのレベルアップが可能だろうし、新たな展開が開けるだろう。

一方の韓国だ。代表レベルでは韓国と台湾はほぼ互角で、日本よりやや弱い程度だが、韓国プロ野球KBOは、CPBLより明らかに上だ。KBOは少し前まで春季キャンプ中に沖縄でNPBと練習試合をしていたが、大敗することはなかった。1リーグ、10球団だが、MLBからそこそこの外国人選手が来ているし、台湾と違ってアマのトップ選手もだいたいKBOに入る。MLBでのKBO出身選手の活躍を見ても、NPBにそん色のないレベルなのは明らかだろう。

少し前までKBOとNPBは人的交流が盛んで、金泰均や李大浩など一線級の選手が日本に来ていたが、このところの日韓関係の悪化で、今はほとんどなくなった。KBOに日本人コーチはいるが、NPBに韓国人選手はいなくなった。

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しかし今後のプロ野球のマーケットを考えるならば、台湾と共に韓国との連携は必須だろう。KBOの場合、NPBとの連携も考えられるレベルだ。MLBの世界構想が進展していない中では、日本、韓国、台湾で交流戦やチャンピオンシップなど何らかの連携事業をするべきだろう。
台湾では野球競技人口、ファンともに増えている。韓国も横ばい程度だ。激減している日本の現状を考えても、マーケット拡大のために必要だと思う。

まず独立リーグで連携を図り、そのうえでNPBも巻き込むような施策は考えられないか。

韓国というと一部の日本人は強いアレルギーを示す。同様に韓国にもそうした連中がいる。韓国の場合、政府までもが反日感情をあおっているが、それは大した問題ではない。文政権はもうすぐ終わる。
一般人のレベルでは、今も普通に交流が続いている。私は一昨年韓国に2週間ほどいたが、身の危険を感じることはなかった。現地は極めて冷静だ。また韓国人が日本で排斥されることもほとんどない。
気の小さな人種差別主義者が、自分の不満をあらぬ方向に転嫁して、空騒ぎをしているにすぎないのだ。

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KBO、CPBLの野球は日本と似ているようでもあり、違うようでもある。この3国の連携は、アジアの野球を違う次元に引き上げてくれるだろう。ホリエモンなど起業家の手腕に期待したい。



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