駿足で、どこでも守れる器用な選手だが、同時に三振を山ほどする荒っぽい打者と言う日本ではあまりいないタイプの選手だった。

スポニチ
西武はコーリー・スパンジェンバーグ内野手(30)が、痛めていた左膝の治療のために米国に帰国したと発表した。全治は未定だという。

このタイミングでの帰国だ。契約も1年ごとであり、成績を考えても退団の可能性が高いだろう。

キャリアSTATS

Spangenberg


エリート選手だ。2011年、ドラフト1巡目(全体10位)という高い指名でパドレスに入団。同期にはジョージ・スプリンガー、トレバー・ストーリー、トレバー・バウアー、ゲリット・コールなどがいる。
スカウトは、足の速さに目をつけていたらしい。

マイナーでは順調に出世を遂げ、2014年にはAAからAAAを経ずにメジャー昇格。このあたりもエリートらしい。
MLBでも準レギュラーで出場を続けていた。守備位置は三塁から二塁へ。
ただこのころから左ひざ、左大腿筋などなぜか左足の怪我が続く。成績が下落して2018年にDFAになり、2019年ブルワーズに入団するも、翌年西武に。

どこでも守れる器用さもあり、三塁打が多いなど特徴がはっきりした面白い選手ではあったが、三振がやたら多く、確実性に欠けていた。

15本塁打は物足りないが、ユーティリティの便利さが評価されたか、今年も契約延長。しかし左ひざを痛めて帰国となった。

MLBではずっと評価が高かったが、確実性がなくて開花できなかった選手といえようか。

ただ、なかなか姿の良い、格好いい選手ではあった。西武はメヒア、スパンジェンバーグと外国人打者がいなくなりそうで、来季は新たな選手を探すことになりそうだ。

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