神宮でのヤクルトの5連戦、長谷川晶一さんは球場近くにホテルを取って通っているそうだ。客席のどこかにいるんだろうな、と思いながら三塁側に座った。
神宮外苑を歩きながら、秋の清澄な空気を感じていたが、この季節の観戦が一番いいかもしれない。
ハマスタもそうだが、ビルに囲まれた都心の球場には独特の華やかさがある。どうしても大阪球場を思い出してしまう。

ヤクルトの先発は原樹理。出遅れて、9月に入ってローテに加わった。巨人の先発は菅野。

IMG_1381


IMG_1570


原は球に勢いがあったが、巨人は1回から4回まで毎回安打。後続はなかったが打ち崩せるという感じではあった。1回の岡本の遊ゴロ二塁封殺は原監督からリクエストがあった。セーフのように見えたが判定覆らず。

菅野は相変わらず老成した投球だったが、コーナーを丁寧についてヤクルト打線にスキを与えない。

客席で話題になったのは、小林誠司の打率だ。試合前の時点で.100、1本、試合が始まると1割を割った。

IMG_1797


IMG_2158


IMG_2693


4回は2死二塁で7番大城が申告敬遠されて小林と勝負。同じ捕手だけに屈辱的ではあろう。

IMG_2157


その打席で緩いハーフライナーが内野に飛ぶと大歓声。小林は「打てない」ことがキャラになってしまっている。

菅野は86球を投げて6回までノーヒットノーラン、失策と四球2つがあったが、安打は許さなかった。ただ、6回に1死二三塁になるなど完投は難しそうで、交替期が近そうだった。早く安打を打たれたほうが変えやすいのに、と思っていたら7回にいったんマウンドに上がったものの桑田真澄コーチが出てきて何やら話していると思ったら、降板になった。イニング間の投球練習で右手親指がつったからだというが、一度ベンチに下がってもたもたしていたのは、緊急登板になったデラロサの時間稼ぎだろう。

IMG_2730


デラロサ、畠が安打を許さず9回に。
ヤクルトは原が6回に降板し、今野、清水、マクガフとつないでこちらも無失点。

9回裏、ノーヒットでもヤクルトは負けがなくなった。
巨人はビエイラが登板、先頭の代打川端を三振に抑えるも1番塩見に三遊間に抜ける安打を打たれる。それほどいい当たりではなかったのだが。

IMG_3177


塩見はここから盗塁。これが大きかった。

IMG_3208


最後は山田がぼてぼての遊ゴロ。

IMG_3250


坂本が捕って一塁に投げるも若林がワンバウンドを捕球できず。この間に塩見が本塁を陥れサヨナラ勝ち。まともな安打はなかったが、それでも勝ちは勝ちだ。

IMG_3256


こういうチームが優勝するんだろうなと思った。

IMG_2322



省エネ投球でイニングを稼ぐ/2002~2021・9回100球未満投球者一覧

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!