確かに戦力外は驚きではあった。
3年前の最多勝投手が戦力外になるのもかなり異例ではある。しかも背番号「18」だった。

二軍も含めたキャリアSTATS

TawataC


沖縄県中部商から富士大を経て2015年ドラフト1位で西武に。富士大から西武と言うのは、一つのルートになっていた。ただドラフトの時点では右肩を痛めてリハビリ中だった。

1年目から先発投手として7勝、2年目5勝。先発3,4番手クラスの投手と言う印象だったが、2018年に最多勝。ただERA3.81はリーグ8位、WHIP1.27は7位。この年のチーム本塁打は196本、チーム打率.273もダントツのリーグ1位であり、打力で優勝したチームだった。多和田の援護率は7.03もあったのだ。
それだけに最多勝をしてもベストナインなど表彰には縁がなかった。実質的にこの年のエースは14勝4敗の菊池雄星だった。

菊池がマリナーズに移籍した翌2019年こそエースとしての本領発揮すべきだったが、成績は急落。シーズン中に頻脈を起こし、自律神経失調症と診断された。

2020年には育成契約になったが回復せず。2021年オフに戦力外になった。

この病気は外側からは判断しづらいこともあって、なかなか理解されにくい。本人は現役続行を表明しているが、どうなるだろうか?

これは最多勝をとった2018年春のキャンプで

tawata


オールスターにも選出されず。1軍登板のすべてが先発だったのは非常に珍しい。



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