THE DIGEST
レイズ、ヤンキース、そしてカブス! MLB挑戦報道の鈴木誠也に早くも争奪戦が勃発!?「市場で最も魅力的な選択肢」
今季オフに鈴木誠也がポスティングシステムでMLBに挑戦する可能性があると言うのだ。MLB専門サイトはこういっているという。
「セイヤ・スズキは日本で結果を残してきた、NPB最高のバットマンのひとりだ。すでに興味を抱いている球団としては、マリナーズ、レンジャーズ、ブルージェイズ、レイズ、フィリーズ、ロイヤルズ、そして球界の盟主であるヤンキースが取り沙汰されてきたが、カブスも他球団に負けず劣らずフィットする」
これは多分にご祝儀記事だと思う。青木宣親を最後に、NPB出身選手で規定打席に到達した選手は、大谷翔平を例外としていない。“在来型”の日本人打者で、MLBで通用した選手は皆無なのだ。

キャリアSTATS

S-Suzuki


鈴木を最初に意識したのは2014年オフのU21ワールドカップだった。この時の鈴木はまだ内野手で、送りバントを見せるなど中軸のイメージはなかったが、蘋果日報台湾の記者が「鈴木が一番すごい」と語っていたのが印象的だった。

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翌年から外野手に転向し、今年まで7年連続で3割をマーク。
注目すべきは体格だ。2016年の鈴木

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今年オールスター第1戦の鈴木

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身体の横幅が広くなっている。明らかに体が大きくなっているのだ。2016年の体格は181㎝87㎏、2021年は181㎝98㎏、増量によって明らかにパワーアップしている。そのうえでスキルも落ちていないのだ。

筒香は、筋トレを否定していたためにMLBで苦労することになったが、鈴木誠也はその心配はないだろう。また、鈴木は右打者なのでMLBのツープラトンによって出場機会は減ることはないとは思う。

確かに「NPBでMLBに行く野手を一人挙げる」となれば鈴木誠也だろうが、私は通用するとは思えない。MLBの投手はラプソードなど先進機器を駆使して球種を自分でデザインしている。そしてものすごい球種を次々と編み出している。

鈴木が在籍している広島は12球団で最も情報化が遅れていると言われている。そんなチームからMLBに移籍して適応するとは思えないし、適応するとしても筒香のように時間がかかると思う。

広島にしてみればFAで他球団にとられるくらいならポスティングでなにがしかの移籍金を貰う方が良いと言う判断をするかもしれないが、あまり幸せな結果にならないのではないか。



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