中日スポーツのYahoo!転載
【ロッテ】現役引退の鳥谷敬、ポストシーズンは出場選手登録せず 井口資仁監督が方針 SNSでは熱望の声
ロッテの井口資仁監督(46)は4日、今季限りでの現役引退を発表した鳥谷敬内野手(40)がポストシーズンに出場選手登録しないことを明かした。引退を決めた選手の起用については「ないです」と話した。

記事では、
SNSなどでも「日本シリーズはロッテ×阪神で引退試合見せてくれ!!」などと熱望する意見が挙がっていた。

と書いているが、記事下のヤフコメでは

井口監督もファン心理は理解しても、勝負の世界だから限られた人数であるし、必然性が無ければ登録できない。

そりゃないだろう。ここからはNPBの最高峰の舞台であるべきなんだから、メンバー選定は勝つために必要な戦力であるかどうかだけが基準となるのが当然の話。

勝負は勝負。その事を鳥谷さんも十分に理解しているから、レギュラーシーズン終了後に申し出たのではないでしょうか。


などと、鳥谷がCSに出ることに否定的な意見が並んでいる。これ、なかなか興味深い。他に今季、火の国サラマンダーズからロッテに移籍し短期間プレーしたのち引退が決まった小窪哲也についても「CSで引退試合」という記事が上がっているが、ヤフコメではそれについても否定的な意見が多かった。

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ヤフコメというのは、最初に上がったコメントに後続のコメントが引きずられることが多く、一方向に意見が集中することが多いが、それにしても以外ではある。

ペナントレースでは、たとえ順位がかかった重要な試合でも「引退試合の混入」をファンが歓迎するような意見が集中する。引退宣言した選手を公式戦で見たいと思うファンが大部分であるかのような風潮になるのだが、CSになるとがらっと変わるようだ。

試合の重要性、真剣さの度合いでは、順位がかかったペナントレースもクライマックスシリーズも、さして変わらないように思うのだが。

ヤフトピに上がる匿名のコメントは情緒的で無責任なものが多い。そして突然バイアスがかかって、雪崩を打つように「ネット世論」を形成してしまう。
「公式戦での引退試合」についても、多くの野球ファンがもろ手を挙げて賛成しているかのように見えているが、その実、コアで強硬に主張している人はそれほど多くないのだ。

「CSでの引退試合は真剣勝負なんだから、ちょっと」という人に「だったら、ペナントレースもダメなはずですよね」と言えば、首肯する人は結構いるように思う。

この問題について、私は孤軍奮闘しているような心持になっているが、案外同じ認識の人は多いのではないかと思っている。



引分投手にホールドを!!

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