時事
プロ野球の千葉ロッテから契約を解除された清田育宏元選手が、処分は解雇権の乱用だとして地位の確認や慰謝料１１００万円などを求める訴訟を東京地裁に起こしたことが４日、分かった。元選手の代理人弁護士によると、プロ野球選手が契約解除を理由に球団側を訴えるのは初めてとみられる。
地裁（片野正樹裁判長）で同日開かれた第１回口頭弁論にロッテ側は出席しなかったが、答弁書で請求棄却を求めた。
清田元選手は昨年秋、札幌遠征中に球団のルールに違反する形で一般女性と会食。今年１月に無期限の謹慎処分を受けた。処分は５月１日に解かれたが、直後に写真週刊誌で複数回にわたる別の女性との面会を報じられた。ロッテは球団の社会的評価が低下したほか、誠実な姿勢も見られないなどとして同月２３日付で契約を解除した。

清田は本当に困窮しているのだろう。現役続行しようにもオファーはないし、トライアウトに出場できるかどうかもわからない。また他の仕事に就こうにも声をかけてくれる会社はないだろう。Youtuberとか道はあるだろうが、それにしてもイメージが悪すぎる。

困り果てた挙句に、誰かの入れ知恵で「地位の確認＝この場合、清田の解雇が不当であると認めてもらうこと」を求めて裁判を起こしたのだ。GG佐藤が言うように「慰謝料の請求」は、余計なことではあったと思うが。

しかしこの裁判は不毛だろう。勝訴して「地位確認」ができたとしても、もう一度ロッテと契約することは叶わないだろう。プロ野球チームは会社ではない。戦力かどうかもわからない元選手と契約することはあり得ない。ファンや世間も清田を支持することもない。

とにかくこんかいの「やらかし」は清田ただ一人に起因するもので、球団には責任はない。「首にするなんてひどい」と言っても「自業自得だ」と言われるだけだ。しかも清田は昨日今日入った選手ではない。11年目のベテランだ。多くの人は「いい年をして何をしているんだ」と思っている。
しかも清田は既婚者だ。日本人は、家族を不幸にして身勝手なことをする人に厳しい。

GG佐藤は
「僕が清田を助けるのは、彼の行動を肯定しているからではありません。彼という人間を許そうと思ったからです」「僕の願いは、是が非でも彼をNPBに復帰させることではありません。彼がセカンドキャリアに進むうえで、少しでも気持ちの切り替えができるようにしてやりたい」

と言っているがその気があるのなら早く清田を市井に埋没させることだろう。「清田をどうするか」をGGなど周囲が声高に話したって、解決はない。

結局、時間以外に解決するものは存在しないはずだ。「人のうわさも75日」というが人々の記憶から清田の悪いイメージが薄らいでいくのを待つしかない。裁判は判決が出るまでこの事件が「現在進行形」になるという点でも、よくないだろう。

Kiyota



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