毎日毎日、メディアは「新庄剛志のジャージの色」ばかり報道している。それがクライマックスシリーズより大事なのか?あほと違うかと思う。



新庄剛志をディスるのは私が「期待しているから」と言うご意見をいただいたが、残念ながらそうではない。端的に言えば「日本ハムはどうなっちゃったのか?」というのが正直なところだ

私が新庄剛志が監督に就任することについて、強い懸念と不快感を持つのは「常識」に照らしてあり得ないと思うからだ。

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プロ野球の監督を起用すると言うのは「人事」である。人事には基本的に3つの考課項目がある。

1.業績考課
業績考課はここまで、該当する仕事でどれだけの実績、業績を上げたか、である。プロ野球監督であれば、過去の指導者としての実績。二軍監督やコーチとしての実績も含めて、野球チームを率いると言う業務にどれだけ係わり、どんな実績を上げたか、だ。
敷衍すれば現役時代に選手としてチームの勝利のために、どれだけ貢献したかも考課の対象になるかもしれない。

2.能力考課
能力考課は端的に言えばポテンシャルだ。経験、実績の有無にかかわらず「どれだけの職務能力を身につけているか」を考課する。指導者経験がなくても野球についての知識が豊富で、しかも野球の現場に近いところで最新の知識を身につけていれば「能力」が高い可能性が高い。
野球解説者から指導者へ転身するような人は、能力考課で評価されたと考えるべきだ。

3.情意考課
情意考課はサラリーマンでいえば「勤務態度」に関する考課基準だ。彼は経験が浅く、知識もそれほどあると思えないが、熱意が素晴らしい、とか、ひたむきの努力をする、とか、人間的魅力で人を惹きつける、とか、そういう部分だ。


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あらゆる人事はこの3つの要素を絡めて考課される。新庄剛志はどうだろうか?

1の業績考課は指導者としてはゼロ、選手としては多少評価できるが、なにしろ引退してから15年が経過している。NPBはこの間に劇的に進化している。大部分を海外で過ごしてきた新庄がどこまでりかいしているのか?

2の能力考課は、すくなくとも「指導者」としては未知数に近いだろう。70人の選手と10人以上のコーチ陣を統御し、一つの方向に向かって走らせる能力があるかどうかは全くわからない。

3の情意考課については、このところ鰻上りで上がっている。やる気があって、周囲を盛り上げる能力がある、そういう報道が連日行われている。

まとめれば、新庄は経験、実績はほとんどなく、能力も未知数だが、やる気だけがすごい指導者だと言うことになる。

普通はファンもメディアもそういう指導者には、半信半疑であるはずだが、メディアは頼まれもしないのに新庄監督を絶賛している。なぜなのか全くわからない。たまたま球団関係者と今朝話をしたが、練習メニューが急遽変わるなど、現場はかなり混乱している。

私が管理職の立場なら、どうしてもというのなら、ファームとかアカデミーとかで試用すべきだと言うだろう。おそらく新庄は断るだろうが、それ以上のリスクを踏む意味が分からない。


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