昨日の日本シリーズでの青木宣親の振る舞いが話題になっている。
7回、4度目の打席に立った青木は富山の投球が当たって倒れた、ように見えた。

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しかし青木は、自ら「当たっていない」と審判に申告。バットのグリップに当たったようで、そのまま打席に立った。

メディアはこれを「美談」としている。

中日スポーツ ヤクルトの青木宣親外野手(39)が、おとこ気あふれる“打ち直し”を見せた。

日刊スポーツ ヤクルト青木宣親外野手(39)がおとこ気のフェアプレーを見せた。

デイリー ヤクルト・青木のフェアプレー精神に、場内から拍手が起こった。


「おとこ気」という言葉、要するに「男らしく正々堂々と」ということなのだろうが「女はそういうことはしない」と言っているようでもあるし、ジェンダーフリー社会になりつつある中、使わないほうがいいと思う。
こういう見出し見ると、スポーツ紙の記者はくだらない漫画しか読んでないんじゃないかと思ってしまう。

確かに自分が不利になることを承知で、正直に申告するのはフェアプレーの精神ではあるが、称賛するほどではない。「当たり前」のことと言ってよい。
審判が「当たった」と判断したなら、それに従って歩けばよいのであり「当たったのか?」と聞かれれば、正直に申告すればいいだけだ。

わざわざ「当たった」と審判がジャッジしているのに「当たっていない」と言ったとすれば、それも「いいこと」ではあるが、接戦でもあるし、かなりわざとらしい行為だ。実際のところはよくわからない。

スポーツマンシップとは「チームメイト、相手選手、審判、ルール」をリスペクトしてプレーをすることが基本になっている。青木の行為は確かに「審判」「ルール」をリスペクトしたと言えるが、それほど大した行為ではない。

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それに青木は、富山を打つ自信があったから打ち直ししたかったのだろう。結果は遊ゴロだったが。

今のNPB、特にヤクルト、オリックスの両チームは、相手チームを口汚くののしったり、サイン盗みなどアンフェアな行為はしていない。そうしたチームの気風があっての行為ではあろう。

メディアや多くのファンは青木の行為を「珍しいこと」と思うから称賛しているのだろうが、当たり前のことでありことさらに取り上げることではない。


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