デイリー
米大リーグ、パイレーツからフリーエージェント(FA)になった筒香嘉智選手(29)が1年400万ドル(約4億5000万円)でパイレーツと再契約した、と28日(日本時間29日)、同選手の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が明らかにした。
ウルフ氏によると、筒香にはパイレーツのほかに4球団が興味。「ヨシは一番望んだのは1年契約で他の選手との併用をせずに毎日プレーする機会を与えてくれるチームだった」と交渉の舞台裏を明かす。今季移籍後の筒香の活躍を間近で見てきたパイレーツのチェリントンGMは同選手の希望どおり、単年契約で正一塁手として起用することを保証したという。
筒香のキャリアSTATS

2015年、ドミニカウィンターリーグ、エスコギードでの経験によって打撃が一変した筒香は、MLBへの挑戦を目指すようになる。
2020年ポスティングシステムでタンパベイ・レイズへ。2年1200万ドル。1年目はコロナ禍でペナントレースが60試合になる中、8本塁打、これは162試合制なら22本にあたる。
しかし翌年は全くの不振、特に長打が出ず、ドジャーズに移籍。しかしさらに不振となり、マイナー契約に。AAAでようやく打撃を取り戻し、パイレーツに移籍。
特に移籍直後の1ヶ月で活躍をして、レギュラーの座を取り戻したわけだ。
基本的に筒香は、打てば響くようなキャラクターではなく「学習して活用する」までに時間がかかる。言い方を変えれば「納得するまで動かない」人だ。何度か話しをしたが、重厚な性格だと思う。
しかし一度わがものとした経験は、着実に結果に結びついている。
筒香が2年契約でなく1年を選び、その代わりに常時出場する条件を求めたのは、レギュラー選手としてじっくりと打撃に取り組みたかったからだろう。
日本人打者でこういう形で復活した選手はほとんどいない。それだけに期待したいと思う。

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