顔ぶれが大きく変わったわけではないが、特に上位打線がほぼフルに活躍したことで、打線が活性化した。
2020年打線

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2番に最強打者のマーティンを固定。村上宗隆に続けと安田尚憲を4番に据えたが結局爆発せず。レアードも戦線離脱があり、マーティンにプレッシャーが集中した。3番は菅野や清田が座ったが、どちらも適任とはいい難かった。井上が15本塁打を打ったが、1番の荻野も故障がちで、全体としてはつながりが悪い打線だった。
この年のロッテも2位ではあったが、安田の成長に期待しすぎた余りに、バランスの悪い打線になっていた。コロナ感染者が相次ぎ、十分な打線が組めなかったのも残念だった。

2021年打線

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荻野、マーティン、中村、レアードの上位打線が、ほぼフル稼働したのが最大の収穫だった。
荻野は36歳とは思えないしぶとい相手打撃で投手を悩ませた。盗塁死は非常に多かったが盗塁王にもなった。また最多安打も獲得。
マーティンは自打球を受けて一時期戦線離脱。しかし故障を押して出場しチームを鼓舞した。中村は「つなぐ3番打者」であり、犠打も15。珍しい存在だったが、機能した。そしてレアードがマーティンと競うように殊勲打を打った。
今季は井上が右手首を負傷し離脱、相変わらず安田はぱっとせず、角中も衰えが目立ち、下位打線は強いとは言えなかったが、日本ハムから来た岡が後半戦にしぶとさを見せた。驚異的な守備のエチェバリアも窮地をたびたび救った。また代走専門の和田康士朗も盗塁王になるなど、役者が持ち場で生きたという印象がある。ただ恐るべき貧打の捕手加藤は何とかすべきとは思うが。

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2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】

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