世界は、これまでにない感染爆発に見舞われている。すでにオミクロン株がデルタ株を駆逐しようとしているようだ。WHOは「津波」と表現している。
まずはフランス、新規陽性者数の日ごとの推移

France


これまでになく山の跳ね上がり方が急で、しかも激しく高い。年末にかけて医療体制もひっ迫しているようだ。

アメリカ

US


こちらも同様に激しく上がっている。トランプ体制が崩壊したのは失政ではなく、コロナ対策の失敗だったと言われている。バイデン政権はその対策で支持を集めたと言われているが、今回の感染爆発で支持率はさらに下がるのではないだろうか。

フランス、アメリカなど西洋諸国は、コロナが収まったタイミングで経済活動の振興にかじを切った。同時にマスクやソーシャルディスタンスなどの規制も緩和し、パーティなども自由にできるようになった。その規制緩和が裏目になって感染が再拡大した。そこにオミクロン株が被さってきて、爆発したわけだ。西洋人は「マスクをしたり、距離を取ること」が嫌いで習慣化できなかった。それがオミクロン株の爆発につながったと考えられる。
得にワクチンを打たなかった人たちが、打った人と同じように振舞ったことで感染が広がった。

そして韓国

KS


韓国は、日本と同様マスクやソーシャルディスタンスが習慣化していると思われる。それにもかかわらず感染爆発になっている。
これは説明が不能だ。韓国では「K防疫」が破綻したと言っているが「K防疫」が破綻するのなら「J防疫」だって破綻するのではないか。両者に大差はないのだ。

日本

Japan


これだけを見ると、日本だけ先に最後の波が来て終息したかのように見える。しかしそんなことはないのであって、今後、新たな波が来る。しかも他の国の状況を見れば、その波はこれまでよりも大きくなる可能性が高い。

岸田政権は、前2政権と違って間違いを指摘されても「あんな人たちに言われたくない」と意地を張ったりしないでさっさと修正する。「権威」とか「リーダーシップの発揮」とかくだらないことに拘泥しない。それに日本自体もコロナへの経験値も高まっているから、今回はうまくやるのではないかと思う。年明けにでもできるところからブースター接種を解禁してほしい。

世界全体

World


WHOがいう「津波」が到来していることが分かる。
WHOは先進国でワクチンの3回目接種が進む中、途上国でワクチン接種が進まないことで、変異株がどんどん発生していると言っている。そういう意味では、まだパンデミックは収束しそうにないが、一方でオミクロン株は「ラスボス」だという見方もある。

希望的観測を言うならば、感染力は強いが毒性が弱いとされるオミクロン株が、感染力はオミクロン株より弱いが毒性が強いデルタ株を駆逐し、そのタイミングで各国が「コロナは風邪」と見切ることでコロナ明けがやってくるのではないか。


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