セ・パ両リーグの投手のシーズン投球数を見て行こう。

セ・リーグ、上位選手とポストシーズンで投げた投手 P/IPはイニング当たりの投球数。

CL-NP


中日の柳が2834球で最多、続いて広島の森下、巨人の戸郷の順。3人ともP/IPは16を超えている。戸郷は17.04、これはなかなかひどい数字だ。

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日本シリーズで投げた投手では、小川泰弘が2124球投げたのが最多。シーズン後半からエース格になった奥川恭伸は1714球だった。

投球効率が良かったのは奥川が14.53、シーズン中にマダックスを記録した阪神の高橋遥人が13.55。こういう投手は来季も期待が持てる。

パ・リーグ

PL-NP


山本由伸はヤクルト、オリックスの投手では唯一ポストシーズンで3回登板、379球を投げて唯一3000球を越えた。P/IPは15.11とそれほど悪くないが、朝も言うように今季の成績に懸念がある。

続いて西武の高橋光成、今井達也が続く。高橋はレギュラーシーズンだけなら山本より多かったがイニング数は20も少ない。P/IPは16.91いかに効率が悪かったかだ。
今井は高橋をさらに上回る17.65、オリックスの田嶋も17.44、こんな投球では長いイニングを投げることはできない。

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パの投手は総じて投球の効率がセよりも悪いのが気になる。

シーズン3000球を投げるのは、MLBでは「先発投手の義務」と言っても良いが、NPBでは遠い目標になりつつある。


2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】

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