昨年の柳田はそれぞれ6回目のベストナイン、ゴールドグラブを獲得したが、それほど調子が良かったと言う印象はない。
一つは中堅守備でやや精彩を欠いたこと、そして盗塁が増えず、打率も3割ぎりぎりだったからだ。
それだけ柳田への期待値が高いのではあるが。

キャリアSTATS

Yanagita


昨年は最多得点。打線の回転は良かったのだ。本塁打、打点は「高いレベル」ではあるが、タイトルを狙うほどではない。ざっくり数字を見ると「ベテランの数値」になりつつあると言う印象だ。

柳田はあと44打数で4000打数になる。NPBの通算打率は4000打数以上でカウントしている。

柳田の現在の数字を歴代ランキングにあてはめるとこうなる。

AVG-NPB


昨年、青木宣親が首位打者の座を陥落し、レロン・リーが返り咲いたが、柳田は首位打者の座を狙える位置にいる。
仮に今季、450打数だとすると148安打、打率.329をマークすると通算打率は4396打数1407安打、打率.32006となり、首位打者に躍り出る。
これも一つの目標になるだろう。ただし青木もそうだが、首位打者のまま引退するのは至難の業だ。
現役晩年は不可避的に打率が下がるものだからだ。

それを考えれば、打率.350くらいの高い数字を数年続けるくらいの気持ちが欲しい。MLB移籍をあきらめてからモチベーションが低下している印象のある柳田だが、これも一つのモチベーションになるのではないか?

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