昨日、今日と関西は「月面」みたいな気候になっている。日が当たっているところはぽかぽか陽気だが、日陰は非常に寒い。
昨日、甲子園の阪神オープン戦を見たが、阪神電車は結構混んでいた。彼らは口々に阪神のことを話していた。「ああ、こういう日常が戻ってきたのだな」と思った。私は阪神と言うチームが好きだったことはないが、それ以上に「阪神ファン」が嫌いなのだ。彼らは自分一人がファンであるだけでなく「お前もそう思うやろ」と言ってくるのだ。その同調圧力の鬱陶しさである。

広島の打線を見て、改めて鈴木誠也の不在を感じる。4番には末包昇大と言う聞きなれない名前がある。昨年6位指名ながら188㎝100㎏の偉躯で、期待されているのだ。

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ただ、阪神投手の球にはまったく対応できていなかった。もちろんテストだろうが、いつまで続けるのか。
広島は昨年、3割を打った坂倉将吾が出遅れている。小園海斗、林晃汰は順調のようだが、クロン、メヒアの外国人もいない、新外国人のマクブルームは左投げ右打ちで起用は難しいが、面白い存在ではある。しかし来日が遅れている。そういう事情を反映しての打線ではあろう。

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ただ広島は中村奨、中村健、大盛などいい若手が後から後から湧いてくる。今年はあまり期待できないが、数年後にはまた充実した打線になるのではないか。

阪神は、マルテ、佐藤輝、大山が中軸。余り新鮮味はなかったが、佐藤輝は昨年後半とはちょっと違うと言う感じがした。

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ボールをゆったり待って、思い切り振り込んでいる。昨年のオールスターのホームラン競争では、打撃投手の球でさえも芯でとらえることができなくなっていたが、今はボールを呼び込んでいる。
大山がピリッとしないなかで、中軸は確定だろう。

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今季は江越の前評判が高い。おそらく根鈴雄二さんの教えを受けたのだと思うが、飛距離が伸びてスケールが大きくなっていた。
昨日の試合では当たりの良くない中前打があっただけだが、期待したいところだ。

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ちなみに杉本裕太郎、今年ブレークしそうな万波中正も根鈴門下である。

昨日は広島新人左腕の森翔平が大乱調で大量失点したために、試合はおおざっぱなものになったが、両軍打線の「開発途上」を目の当たりにできたのが興味深かった。

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2021年山﨑福也、全登板成績

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