日本ハムの勝率がついに阪神を下回った。12球団で一番弱くなったわけだ。
新庄剛志監督は優勝を目指していないのだから「順調」なのだと思うが、その新庄監督のクセの強い采配の一つが「打順を決めない」ことにある。

パ・リーグ6球団が、いわゆる「中軸」である3,4,5番にどんな選手を何試合起用したかを見ていこう。

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オリックスは、吉田正尚らがコロナ禍で登録抹消になった。それもあって11人が中軸を打った。チームとしては中軸を固定しようとしているが「できない」ことで苦労している。

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ロッテはマーティンの大不振によって目算が大きく狂ってこちらも中軸を固定できていない。

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楽天は3番浅村、4番島内がガチっと固まっている。首位独走は当然と言う感じだ。

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ソフトバンクは柳田が出遅れグラシアルが4番に座っていたが柳田の復帰によって次第に固まりつつある。本来であれば栗原が5番に座ったはずが痛恨の戦線離脱。リチャードが期待外れ。

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そして日本ハムだが、他球団では少なくとも中軸での出場が80%を超える選手が何人かいるが、日本ハムは50%台が最大。中軸で活躍しても次の試合で同じ打順とは限らないのだ。打者としては日替わりで役割が変わる中、戸惑いながら野球をしている。6球団で断トツの14人が中軸を打った。

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西武は故障明けの山川穂高が不動の4番に座り打棒爆発。その他の選手は頼りないが、中軸が決まるのは大きい。森友哉の離脱が痛い。

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新庄監督は高い授業料を払いながら「プロ野球ってどんなものか」を勉強しているようだが、そろそろわかってきただろうか?「打線は固定しなければ力を発揮できない」ということを。


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