アベマTVのこの番組にはリモートでコメントを寄せたことがあるが、完全に曲解されて失望した。この回は荻野忠寛、中島大輔と知り合いが出ていたので注目した。テーマも「野球人口減少」だった。
この番組は実質的にひろゆきの番組ではあるが、スポニチによるとこういう話をしたと言う。
「僕、甲子園の全国大会をなくした方がいいと思うんですよね」
「高校で優勝校になると、応募してくる生徒が増えるということで、高校で成績を出すことだけのために雇われているコーチがいるわけじゃないですか?」
「そうすると、選手はそこで選手生命をつぶされてもいいから、体を酷使させられて、結果的にプロ野球に行けなくなって、体が壊れちゃう高校生とかっていっぱい出るんです」
「燃え尽きたい人がいるんじゃないんですよ。道がそれしかないんですよ」


この人は「身も蓋もない話をする」ことで人気を博した論客だが、ま、これはその通りだ。「甲子園」というあまりにも大きくて異常な大会があるために、選手はそれにすべてを捧げなければ、と思ってしまう。学校や親は「甲子園に出れば箔が付く」「評価が上がる」から選手に頑張らせる。

スポーツとは本来「スポーツをする人自身の問題」だ。そして「スポーツをすることが楽しい」からするものであるはずで「名誉」や「栄光」や「カネ」や「出世」は、スポーツの本質とは関係がないはずだ。しかしスポーツが人気を博するうちに、こうした「世俗的な報酬」がスポーツの本質にとって代わるようになった。

アラン・シリトーの「長距離走者の孤独」は、孤児院出身の長距離走者が、周囲の大人が作り上げた「美談」「栄光」を最後の最後にかなぐり捨てる物語だが、日本の高校球児はまさにこの「長距離走者」のようになっている。

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近年、こうした「高校野球の偽善」「欺瞞」に気が付く人が増えてきて、高校野球に否定的な見方をする人が増えてきた。これは喜ばしいことだ。ひろゆきもまさに、その本質をついている。

ヤフトピには「日本で済んでいない人間が何を言う」「野球をしたこともないくせに」みたいな意見が飛び交っているが、こうした低次元の連中が、野球を腐らせ、日本を駄目な国にしていっている。

もう少し時間がかかるとは思うが、少なくとも甲子園が今の形でなくなることは、時代のすう勢だと言ってよいだろう。

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