今月、MLBで投げた投手は先発3人、救援1人である。

大谷翔平

Ohtani-P-Jun


今季は好不調の波がやや大きいが、6月に入って安定感が増して4勝1敗、ERA1.52と素晴らしい成績。ここ4試合に限れば自責点1だ。今季の大谷翔平は昨年よりもずっと制球力がよくなった。ストライク率は66%の高率だ。これが最大の進化だろう。
ただマッドン監督がやめてからは、球数が増える傾向にある。本人がもっと投げさせてくれと言っている印象だが、これはいい傾向ではない。二刀流でもあり、大谷翔平は他の選手よりはるかに消耗が大きい。自重すべきだろう。

ダルビッシュ有

Darvish-Jun


大谷翔平とは対照的に、目の覚めるような投球はあまりない。ストライク率は65.9%と高いが、打ち込まれる試合も多かった。しかしダルもしり上がりに成績が上がっている。
何より素晴らしいのは、14試合で10QS と言う安定感だ。サイヤング賞候補にはならないだろうが、強いチームのエースと言う印象だ。

菊池雄星

Kikuchi-Jun


30日の勝利で、ローテにかろうじて引っかかったという印象だ。今季は4月はぱっとしなかったが5月に入って勝ち星はあまりつかないものの安定感が増していた。しかし6月は出ると打たれる連続で、ERAは7点台。30日はチェンジアップがフォークのようによく決まって何とか勝ち星を拾ったが、首脳陣の信頼が篤くないために、ちょっと打たれるとひっこめられるようになる。
オールスターまでにもっと投げられることを示し続けないと、トレード期限で市場に出ることになるのではないか。

澤村拓一

Sawamura-Jun


日本では「澤村、またぴしゃっと抑える」的な報道が多いが、1敗1ホールドと言う成績が示すように、重要なシーンではあまり使われていない。大差が開いた試合の普通の中継ぎ、敗戦処理などが中心だ。別に悪い成績ではないのだが、抑えには「圧倒的な力量」が求められる。

チーム事情にもよるが澤村も7月末までにトレードされる可能性があるのではないか。



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