奈良県大会は、珍しいことに生駒ー天理の決勝戦になった。
生駒高校は私の家から歩いて行ける公立校だ。奈良県の公立校では、奈良高、畝傍高が偏差値では並び立ち、郡山高がそれに次ぐ。生駒はその下のランクだったと思う。最近は奈良北高の制服をよく見かけるようになったが、これも同じくらいか。

ま、普通の公立高校で、プロ野球選手は元広島の森跳二がいるだけだ。甲子園には出たことがないし、奈良県大会では準々決勝が最高。それが今年は智辯学園を破って決勝進出。天理との対戦となった。私は卒業生ではないから、直接は知らないが、地元は大いに沸いていたはずだ。

ところが決勝前に発熱者が相次ぎ、メンバーを12人入れ替えての決勝戦となり、天理に21-0で負けた。勝った天理が生駒に配慮して、大喜びしなかったのは良かったと思う。

これから甲子園出場校がどんどん決まると思うが、今の日本は世界で最も多くのコロナ感染者を出している。プロ野球は毎日のようにPCR検査をしているので、ヤクルト、巨人のように試合が不可能になる状況が出ている。

高校野球の場合、PCR検査はそこまでやっていないだろうが、甲子園出場前に検査をすれば、間違いなく多くの新規陽性者が出るだろう。高校生のワクチン接種率は低いし、馬鹿だから声を上げて騒ぐのが好きだし、無防備だ。

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また、それをクリアしたとしても、各地から甲子園周辺に選手がやってきて、ホテルや旅館に宿泊するとなれば、誰かがウィルスを貰ってくれば、クラスターがどんどんできるだろう。

NPBとJリーグはそうした事態を想定して、試合編成も臨機応変に変えているが、頭の固い日本高野連は、そんなことができるのだろうか?
ただでさえもぎちぎちで組んでいる試合日程が、無残な結果になる可能性があるが、それを想定しているのか?

クラスターが発生した場合に、準優勝校が代わって出場するなど、次善、三善の策も考えているのか?

ここまで感染が拡がる中で、今まで通りの大会運営ができると思うのは、相当おめでたいことだと思うが。

日本高野連にできることは少ないのは事実だが、政府がコロナ対策を一変させない限り、今夏の甲子園は、かなり厳しくなるだろう。



NOWAR


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