毎日新聞
第104回全国高校野球選手権大会で、試合中に選手の足がつり、手当てを受けるケースが相次いでいる。猛暑が影響しているとみられるが、気温が上昇する昼以降だけではなく、朝に始まる第1試合でも目立つ。
他人事のように言っているが、西宮市の気温は朝9時には31度を超え、昼には33.6度になった。今日は比較的風があるようで、猛暑日にはならなかったようだ。

しかし今季の高校生は7月に新型コロナの感染が急拡大し、選手の活動期間は限定された。暑熱対策は例年より不十分だった可能性はあろう。
そんな中で、朝から足がつる選手が続出したのだろう。
「足がつる」というのは、立派な「熱中症」の症状である。しかし大会主催者は「それくらい大したことない」と判断しているのだ。

8月の兵庫県の平均気温の推移

Hyogo-August


乱高下はしながらも、着実に上昇している。1915年から24年までの10年の平均では27.12度だった。以後、1984年までは10年平均で26~27度だったが、1995年から2004年に28.28度、2005年から2014年に28.76度、そして2015年以降は29.04度に上がっている。2020年にはついに30度になった。

「わしらが若い頃は、これくらいの熱さ、平気やったが今の若いもんは」という年寄りが野球をしていたころは、8月でも最高気温が30度にならない日が何日もあったのだ。

「熱中症」が出ているのなら対応すべきだが「このくらい大丈夫だろう」で、今年もやり過ごす気である。甲子園2部制は来年から考えるとのことだ。

それもこれも、甲子園のグラウンド内で「まだ誰も死んでいない」ことが大きい。しかし、ひとたび選手や審判が熱中症で死亡すれば、大きな責任問題が発生する。

毎年言っていることだが、これが分別のある大人が高校生のために挙行する大会なのだろうか?

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