ダルビッシュ有は2018年2月にシカゴ・カブスと6年1.26億ドルの契約を結んでいる。この契約はパドレスでも引き継がれ、2023年オフまで続いている。
契約明けにはダルビッシュは37歳になるが、現時点でダルビッシュは現役続行せず、引退をほのめかしている。それを信じれば、彼の現役生活はあと1年と少しになる。

キャリアSTATS

YDarvish


NPBで93勝、MLBで89勝。あわせて182勝している。今季あと3~4勝する可能性があると思うが、来季は日米通算での200勝がかかるシーズンになる。
記録そのものや、名球会入りなどは大して意味はないと思うが、野球殿堂入りに向けては、重要なポイントになるだろう。

2024年以降、現役続行するかどうかは彼のみぞ知るだが、MLBでのキャリアを全うすることを第一に考えてほしいと思う。
このキャリアSTATSを見てもわかるように、ダルビッシュはアメリカに来てからずいぶん苦労をしている。2015年春にトミージョン手術を受けてこのシーズンを棒に振り、以後、万全な状態で投げることができるまでに数年を要した。

レンジャースからフラッグシップでドジャースに移籍し、翌年カブスへ。大型契約を結ぶも1年目は期待にこたえられず、2年目、コロナ禍でショートシーズンになった中で最多勝を獲得。サイヤング賞は逸したが、長いブランクを経て復活した。

そしてパドレスへ、長い旅路をたどっているのだ。

ダルビッシュは2009年にWBCに出場し、先発・救援で活躍した。春先の国際大会がどれだけ厳しいかをよく知っている。

栗山監督はそれだけに彼の経験を求めたのかもしれないが、松坂大輔のように春先のWBCで頑張りすぎて以後のキャリアがとん挫したような投手もいる。

本人は栗山監督の説得に心が動いたようだが、36歳のダルビッシュにこれ以上無理をさせないでほしい。彼は野茂英雄に次いでMLBで成功した投手になろうとしている。

ダルビッシュに頼らなくても若くて優秀な投手はたくさんいるのだ。たとえ招聘したとしても、中継ぎ程度で2~3イニング投げる程度で、無理はさせないでほしい。



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