今年の前半、NPB公式戦の平均試合時間は3時間5分だったが、今は3時間8分になっている。投高から打高に変わりつつあるのだ。
昨日は京セラで巨人-ヤクルト戦があった。私は午前中は東京だったが、急遽チケットをおさえて観戦することにした。

観客は23979人。オリでは開けていない2回の外野席まで客を入れていて、もっと多いように思えたが。

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ヤクルトファン1:10巨人ファンくらいか。東京から来たファンも混じっていただろうが、関西にこれだけ多くの讀賣ファンがいるとは。今季はこんなに弱いのに。

私の席の通路を隔てた隣には、上品そうな中年女性がいて、試合前にはパソコンを使っていた。秘書か何かかなと思ったが、試合が始まると正確に応援の手拍子を打ち「ぱーんつ見てくれー」に合わせて身体を動かした。優秀なスタッフだと思ったら統●教会だったみたいなショックである。

先発は巨人が井上温、ヤクルトが高梨

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どちらもぱっとしなかった。

巨人の村上警戒は尋常ではなく、2回先頭で歩かせ、オスナに一発を打たれる。

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その裏、高梨も中田を歩かせ、岡本に一発打たれる。

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高梨はここから崩れ、坂本、ポランコにもタイムリーを打たれて降板。

しかし4回には村上の三塁打からオスナの二ゴロで1点

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さらにサンタナの一発

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巨人が苦労して点を刻むと、ヤクルトがあっさり取り返すと言う印象。

巨人は5回には丸と吉川のタイムリーで3点。

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しかしヤクルトは6回に山田の一発とキブレハンの犠飛で1点差。

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そして7回、オスナの2点タイムリーで逆転。

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オスナの前の村上は歩いたが、巨人の高木は左投手にも拘らず、全く勝負しなかった。ベンチの指示かもしれないが、勝負しなければ勝てるはずがない。

7回裏「毛根焦げて」のあと、巨人はヤクルト4人目左腕久保の乱調につけいって無安打で1点を取る。すでにここで3時間を大きく越している。

いつまでこの打撃戦が続くかと思ったが、ここで両軍のバットがパタッと止まった。

巨人は高梨、大勢、クロール。

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ヤクルトは清水、田口、木澤とつなぐ。

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原監督は9回にクローザーの大勢を上げた。高津監督は左腕田口を上げた。原監督はこの間に勝負を決めようとしたが、高津監督は「引き分け」も想定してマクガフを温存したわけだ。

私の終電は午後11時47分だが、その前の特急で帰りたい。とすると11時20分が最後になる。

12回表、鍬原が上がって村上が三振するところまで見て席を立った。

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客席も選手も精魂尽き果てた感じで、両軍打者はやみくもにバットを振っていた。

マクガフが巨人の坂本、松原、丸を三振に切って取って引き分けが決まったのは11時28分。5時間28分は今季最長だった。

ただこのあいだのオリックスー西武戦(6-10)に比べると、両軍指揮官の思惑が見えて、はるかに面白かった。


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