恐らく、文春砲など雑誌メディアにとって、プロ野球選手のプライベートは「入れ食い」状態になっているようだ。
20代30代の若者が、一般人が一生かけても手にすることができない大金を手にする。中には舞い上がる人もいるから、馬鹿をやるわけだ。メディアが調べれば、おかしな話がホイホイ飛び出すし、おそらくはタレコミもたくさんある。

またスター選手の周囲には、浮ついた人間もまとわりつく。西武の源田の事件は本人の問題ではなく、同僚選手の妻が、源田の妻に誹謗中傷を加えていたというものだった。
SNS全盛時代、選手もその妻も自分のプライベートを「リア充」的に発信して結構な注目を集めているが、当然の話として、ネガティブな意見や攻撃もある。リテラシーが低いとこういう被害にもある。

こうした“バラエティー豊かな”スキャンダルが出てくるから、雑誌メディアはプロ野球選手の周辺を嗅ぎまわることになる。

二岡智宏、阿部慎之助、福留孝介、西勇輝、守屋功輝、森友哉などなど女性が絡むスキャンダルが報じられた選手はたくさんいる。しかし大事になるのは、限られた選手だ。
ここには一定の法則がある。

(選手の大物度)×(スキャンダルの中身)÷(球団の対応)

だ。
大したことない選手が、単なる浮気、不倫を起こしただけで、球団が何らかの罰則を与えたり、謝罪会見をすれば、バッドニュースはそれほど燃え広がらない。
二岡のケースは有名な女性との不倫で大きな話題となったが、巨人がすぐに動いてトレードに出したことで球団のダメージはすくなかった。
森友哉は、独身の森がコロナ禍にお姉ちゃんと遊んだと言う一件で、コロナ禍はダメだが、スキャンダルの中身としては小さかった。

坂本勇人の場合は、超有名な選手が、えげつないスキャンダルを起こし、球団がほったらかしにしたことで、大事になっているのだ。

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球団は「メディアは抑え込むことができる」と多寡を括っていたわけだが、新聞、テレビとは異なり雑誌メディアはアクセスを稼ぐことができるなら、何でもする。それを軽視したために、ここまで燃え広がったわけだ。

日本の野球選手の多くは「上の言うことを聞く」ことで出世してきたから、自分で判断するのが苦手だ。善悪の判断がはっきりできない選手も多い。大金を得れば「何をしてもOK」だと勘違いする選手もいるのだ。
こういう部分の「教育」をしっかりしないとこの手のスキャンダルはいくらでも発生し、雑誌ネットメディアに「おいしいコンテンツ」を提供し続けることだろう。

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NOWAR


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