東京だけではないが、出張するときはいくつも取材や打ち合わせを詰め込んでいくので、昼間にテレビを見る余裕はほとんどないのだが、昨日はたまたま旧統一教会の記者会見をテレビで見る時間があった。
例の「ミヤネ屋」では、有田芳生、鈴木エイトの「統一教会糾弾ツートップ」が出演し、記者会見でおかしなところがあれば「意義あり」カードを掲げていた。

登場したのは世界平和統一家庭連合 勅使河原秀行本部長と、福本修也弁護士。2人とも京大、東大を出た教団の超エリートだ。勅使河原は、山﨑浩子の結婚相手として遥かな昔に話題になった人物だが、今や堂々の貫禄がある中年になっている。

彼らはまず謝罪をしたが、それは「お騒がせをした世間」「日本国政府」「国会議員」に対してだった。
これにかみついたのがTBS金平茂紀だ。
「実際に過去の教団の加害行為によってひどい目に遭った人に対する謝罪がなかったじゃないですか。実際に被害に遭った人に対してなぜわびないんですか」

まるで歌舞伎の達引きの場を見るようだった。ヘタレの新聞記者では絶対にできないだろうと思ったが、このやりとりから、教団側が現在の問題をどうとらえているかがはっきり見えた。

教団にとっては信者は「詫びる対象」では毛頭ない。彼らは教祖、教団に服従する立場であり、基本的人権も、判断する自由もない。彼らが生活に困窮しようと、家庭が崩壊しようと、それは「教団への信仰」の過程、結果であり、それを経て「神の国」へと近づいくのだ。
つまり、多くの人を破綻させ、家庭を崩壊させたことは教団にとっては「何の問題」でもないのだ。
「信者の幸せはどうなるのだ?」と聞かれれば「入信した時点で何が起こっても幸せそのものじゃないか」という考えなのだ。

それよりも、教団を庇護し、彼らの布教活動を間接的に支援してきた政治家、国会議員が統一教会との関係で非難されていることについて「申し訳ない」と言ったわけだ。

信者以外の日本の人々が、教団についてどう思おうとも、それもどうでもいい。いずれ彼らもマインドコントロールして見せるし、できない人は無視すればよい。と思っているのだ。
この「超独善」こそが統一教会の本質であり、カルト教団そのものなのだろう。

ただ、統一教会の組織はこの事件が起こる前から、かなり劣化していた。いわゆる「二世信者」のつなぎ止めがうまくいっていない。多くの新宗教がそうなっているように「高齢化」が進む、組織の足腰が弱りつつあるのだ。

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この稿下に続く


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