また文春砲がプロ野球選手に炸裂した。
文春オンライン
「おろすしかないじゃん」 広島カープドラ1・中村奨成がSNSナンパで“中絶トラブル”

坂本勇人の行状をトレースしたようなものだ。通算2205安打の坂本と同じ真似を26安打の中村がしたわけだ。SNSで自分から年上の女性に近寄って行ったのだ。情けない話である。

プレジデントに書いたが、佐野正幸さんの言う

・女は誰でも「やらせる」ものだと思っている

を証明する結果となっている。

中村の場合は、坂本と異なり、示談にならないうちに事件が発覚したようだ。球団が中村に見切りをつけていない限り、球団は弁護士を紹介して、件の女性とは「示談」に持ち込むはずだ。

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もし「示談」が成立すれば、坂本勇人の件と同様、この事件は「問題なし」となるのだろうか？
中村には何の落ち度もなく、これまで同様、普通に野球を続けることができるのだろうか？

それとも「坂本はプロで実績を残したけど、中村はペーペーの分際で同じことをするのは100年早い」と言うことなのだろうか？

私は「示談」の有無にかかわりなく「女性と無責任に関係を結び、その結果としての「妊娠」の責任を取らず、堕胎を迫り、その後関係を断った」という行為そのものについて、男に非があると思っている。
もちろん、女性も選手に好意を寄せればこそ、関係を結んだのであろうが、その時点で「妊娠しても堕胎して良い」と考えている女性はいないはずだ。また弱い立場だから、避妊してほしいと言いづらかったのも想像に難くない。

結果として妊娠し、そのとたんに男性が冷淡になって、女性は困惑し、男性に対して被害者感情を持つようになる。これは当然のことだろう。

社会的地位がある男性は、この状態を放置できないので「示談」ということになる。女性もそのまま泣き寝入りするわけにいかないから、せめて示談金でも取ろうと交渉に応じる。こうして「示談」が成立するのだ。

「示談」が成立したからと言って、男性の道義的責任がなくなるわけではない。妊娠は、母体に生命的なリスクを負わせることでもある。また、その後の女性の妊娠にも影響する。そのことを顧みず、女性を、おのれの欲望処理のために利用した責任は重い。

改めてこのことを強調しておきたい。

「女の方だってその気があったんだから責任はある」
「妊娠したくなかったら、拒否すればいい」
「示談になってから文句を言うのは、金目当てだろう」

などと言う言い草は、昭和の時代の「男の論理」だ。人権やジェンダー論の理解が進んでいる今の世の中では通用しない。クズの論理だと言っても良い。
これらの意見を肯定してくれるのは、今や旧統一教会か、その支援を受けた一部の政治家くらいしかいないだろう。


NOWAR


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