アナ30球団の最新の球場のサイズを見ていこう。

改めて公認野球規則を示しておく。

NOTE:

(a) Any Playing Field constructed by a professional club after June 1, 1958, shall provide a minimum distance of 325 feet from home base to the nearest fence, stand or other obstruction on the right and left field foul lines, and a minimum distance of 400 feet to the center field fence.

(b) No existing playing field shall be remodeled after June 1, 1958, in such manner as to reduce the distance from home base to the foul poles and to the center field fence below the minimum specified in paragraph (a) above.

公認野球規則

  【付記】 (a) 1958年6月1日以降プロフェッショナル野球のクラブが建造する競技場は、本塁より左右両翼のフェンス、スタンドまたは左右両翼のフェアグラウンド上にあるプレイの妨げになる施設までの最短距離は325㌳(99.058㍍)、中堅のフェンスまでの最短距離は400㌳(121.918㍍)を必要とする。
  (b) 1958年6月1日以降現在の競技場を改造するにあたっては、本塁より左右両翼およびフェンスまでの距離を、前記の最短距離以下に短縮することはできない。

30球団の本拠地球場のサイズ

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色のついた部分は規定のサイズ未達。ア・リーグ東地区とナ・リーグ西地区の球団に多いのが分かる。

1958年以前の開場のスタジアムはフェンウェイパーク、リグレーフィールドだけだ。
あとは1958年以降だから、全部違反みたいにも思われるが、「プロフェッショナル野球のクラブが建造する競技場」と言う点で見ると、ほとんどみんなセーフになりそうだ。

MLBの本拠地球団は、今ではほとんどが自治体が税金で建てている。そこに使用料1ドルとか、実質的にタダで球団に使わせる。それでもお客が集まり消費が生まれれば税収はアップするのだ。

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ヤンキースタジアムも、1923年の初代球場はヤンキースが建てたが、今の球場はトランプの弁護士として悪名高いニューヨークのジュリアーニ市長のときにメッツのシティ・フィールドとともに建設を決めた。

それにしてもMLBの球場は「なぜこんな形をしているのか?」と言いたくなるほど非対称だ。昔の球場がそうなのはわかるが、最近の球場でもそうなっている。これも伝統なのだろうか。

また中堅が大きい球場も多い。このあたりも両翼100m中堅122mでお行儀良く切り揃えているNPBの球場とは大きく違っている。

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NOWAR


1982・83年松沼博久、全登板成績

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