ストーブリーグと言うが、例年、アメリカのストーブを大型の薪ストーブだとすれば、日本はほっかほかカイロくらいしか温まらない。選手は「チームにずっといる」のが当たり前になっている。そういう意味では12人が一時に移籍した「現役ドラフト」は、流動性のないNPBに大きな刺激となったのではないか。
昨日の現役ドラフトの状況を見ていこう
相関図にしたいと思ったのだが、ぐちゃぐちゃすぎるので、移籍する選手の側から作った。

セ・リーグ

Geneki-D-CL


ヤクルトの渡辺は守備、打撃共に評価は高かったが、塩見、丸山と若手が台頭する中で影が薄くなっていた。オリの外野は吉田正尚が抜けるからチャンスではある。

細川成也は数年前までポスト筒香嘉智の1番手と目されていたが、伸び悩みの感があった。彼などこのドラフトに格好の選手だ。中日では外野の一角を狙ってほしい。

陽川は長打力では定評があり、主軸候補の一人だったが、時間が経ちすぎたと言う印象だった。31歳は最年長だ。西武では代打の切り札か。

正随優弥は、地元広島出身。大阪桐蔭から亜細亜大。長打力は折り紙付きだったが、今季1軍出場なし。どうしたのかと思っていた。楽天では外野のポジション争いに参戦できるか。

戸根千明は「大事じゃない場面」でよく出てきた大柄な左。本当は先発向きなのかもしれない。広島ではローテに乗るか。

笠原祥太郎は新潟医療福祉大出、先発左腕として伸びるかと思われたが、2018年の6勝をピークに故障もあってくすぶっていた。DeNAではローテを狙えるのではないか。
この年の日米野球では侍ジャパンのユニフォームで好投した。

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パ・リーグ

Geneki-D-PL


オリックスは大下が出た。そうかあ、面白い選手だったのだが。周りの選手から「うるさい」と苦情が出てたのか?ロッテでもヤジり倒してほしい。

大竹は育成上がり。回転の良い速球と変化球のコンビネーションが光る技巧派。投手を育てるのがうまい阪神では期待できる。

松岡洸希はこの中では最も実績なし。BCリーグ上がりのサイドスロー。どういう選手かよくわからないが、日本ハムが獲得した。

オコエ瑠偉は、高校時代から見ているが、ずいぶんふやけてしまった。競争が激しい巨人で何とかなるのか?やんちゃつながりで中田翔に弟子入りするか?

成田翔は甲子園で活躍した左腕だが、ロッテ入団後はほとんどチャンスを与えられていない。ヤクルトでは中継ぎ候補か?

古川は楽天、巨人、日ハムと投げてきた。トライアウトも経験し、辛酸をなめてきた。中継ぎでそこそこ使えるのは証明済みだが層の厚いソフトバンクではどうか?

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NOWAR


1982・83年松沼博久、全登板成績

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