ウクライナ戦争は、ロシアがウクライナに一方的に進行した侵略戦争だ。非は完全にロシアにある。
ウクライナでは防衛する兵士だけでなく、市民も死んでいる。ロシアは無差別に攻撃を加えているからだ。しかしロシアで死んでいるのは兵士だけだ。ウクライナの攻撃で死んだロシア市民は皆無ではないが、ほとんどいない。
しかし鈴木宗男は
「ウクライナ紛争の報道で、ロシアが攻撃しウクライナ人が何人亡くなったというニュースは出るが、ウクライナの攻撃によりロシア兵、ロシア人が何人死んだというニュースは出ない」
と言った。
その上で
「メディアは公平とか公正を旨としてと、よく使うがウクライナ問題に関しては圧倒的にウクライナの報道量が多いと感じる、こうした流れに視聴者も段々引きずられ、ウクライナに同情が寄る面が出てくるのではないか」

あたかも西側が情報操作をしているかのような口吻だが、誰がどう見ても今回のウクライナ戦争は、ロシアが「ウクライナのナチ勢力からロシア系住民を守る」という根も葉もない言いがかりをつけて、ウクライナに突然侵攻したものだ。

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民主主義、人権を重視する国家であれば、ロシアの行為を非難するのは当然だ。この状況に対して「中立」を標榜して、ロシアとウクライナの言い分を平等に取り上げるのは、事実関係に背を向けた無責任な態度だと言えよう。
鈴木は「停戦交渉を」と訴えているが、ロシアが非を認めることなく停戦することは、実質的にロシアの勝利を追認することに他ならない。

鈴木宗男はプーチンと直接会って交流するなどして、ロシアの利権にあずかる人間であり、ロシアが負けたり、プーチンが失脚したら困る人間だ。
善悪や正義ではなく「自分の利権を守るために」モノを言っているのだ。

政治家としての矜持は微塵もなく、自分の利益のためならあらぬことも口にする、最低の政治家だと言っても良いだろう。

メディアはなぜ、こんな卑劣な人間を言いっぱなしにさせているのか。ロシアは最近、攻撃方法を変えてウクライナ市民に甚大な被害が出ているが、そんな中で「頑張れロシア」という最低人間に対して、なぜ明確に反論しないのか。
こういう態度を「中立」とは言わない。権力に対して腰が引けた、卑怯な態度ではないのか。
メディアは、いつから「国民」「社会的正義」の代弁者であることをやめたのか?

我々は新聞やテレビなどのメディアは「強いもの」「怖そうなもの」には逆らわない。
もはや信用してはいけない。



NOWAR


1960~62年柿本実、全登板成績

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