今の契約が満了すれば、引退すると言っていたが、満了年の今年になっても「ちっとも衰えない」から、契約を結んだのだろう。
キャリアSTATS
Darvish CS


すっかり大きな表になっている。大選手になったと言うことだが、この表を見るだけで、彼の偉大さが見えてくる。

NPBでは5年連続ERA1点台。田中将大がぐんぐん伸してきていたから、圧倒的1位と言うわけではなかったが「日本ではもうやることがない」状態になってMLBへ。
レンジャーズで3年連続二けた勝利に最多奪三振と順調に滑り出したが、3年目に靱帯損傷。そしてトミージョン手術となって2015年は全休。

どん底から成績がぱっとしないまま2017年のフラッグシップディールでドジャースに移籍。さらにカブスとリーグをまたいで変転する。
しかし2018年にまたもや右ひじを故障。2019年に復帰するもしばらくは低迷したが、シーズン後半に復調。
コロナ禍でショートシーズンとなった2020年はレッズのトレバー・バウアーとサイヤング賞を争うまでに復調し最多勝。
パドレスに移籍した2021年は夏に腰を痛めるも、昨年は復調し、エースにふさわしい活躍を見せた。

故障や不振から何度も立ち直ってきたのだ。パドレスが大型契約したのも、ダルビッシュが自分のコンディションを最高レベルで管理し、36歳でも最高のレベルを保っているからだろう。

恐らくダルビッシュはMLBでキャリアを終える。当然、名球会入りの資格も得たうえで。そうなればNPBから行ったエース級の日本人投手としては野茂英雄に続く存在になるはずだ。


NOWAR


1960~62年柿本実、全登板成績

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