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【巨人】中田翔がまさかの「鬼の寮母さん」化 後輩に課した豪快〝爆食ハシゴトレ〟の中身

中田翔は体づくり、パワーアップが課題の後輩、秋広優人を春季キャンプの後に食事に連れ出して餃子80個を食べさせ、締めにうどんも食べさせた。
さらに、ホテルの食事会場でもどんぶりの白飯を無くなるまでお替りさせたと言う。
去年の自主トレでも中田翔は秋広に爆食いをさせていた。この時も書いたけども、これはやっちゃいかんでしょう。

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身体を大きくすることはパワーを必要とするアスリートには必要なことではあろう。MLB2年目の鈴木誠也は10㎏体重を増して106㎏になった。大谷翔平も年々身体が巨大化している。
しかしそれは「やみくもに大食する」ことで太ったわけではない。適度な運動と食事、プロテインなどの補助栄養も取り入れて、健康管理を前提として体を大きくしたはずだ。

中田翔のやり方は、大相撲と同じだ。体重、体の大きさが直接「勝負」に結び付く大相撲では「ちゃんこ」という高カロリーの「特別食」を大量に食べることで体重を増やした。朝は食事抜きで稽古をして空腹の状態で味付けが濃いちゃんこを大量のご飯やビールと共に食べる。そして午睡をする。その繰り返しで力士は体重を増やす。端的に言えば「太っている」わけだ。
しかし、こうした無理な「増量」によって、力士は糖尿病、高血圧、痛風などが「職業病」となり、引退後は生活習慣病に苦しんだ挙句に、平均寿命よりもはるかに早く死亡するのだ。これは健全なこととは言えない。

少年野球でも指導者が「体づくり」と称して、1キロ弁当、2キロ弁当など米飯主体の大きな弁当を子どもに食べさせる指導が横行していた。しかし無理やり大量の食事を摂らせることは、肥満、摂食障害などの健康被害につながりかねない。また大食の週間をつけることは、短命化につながる。

大阪桐蔭の西谷浩一監督のあの肥満体を見れば、中田翔はそういう教育を受けてきたのかもしれないと思うが、いまどきの「体を大きくする」は「食べて体重を増やす」ことではない。トレーナー、管理栄養士などと相談して、選手を無理なくアスリート体形にすることだ。

巨人で、まだ「暴飲暴食」が一部奨励されているのだとすれば、暗澹たる思いにならざるを得ない。



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1960~62年柿本実、全登板成績