昼の試合でオーストラリアが勝った時点で夜の試合は消化試合になったのだが。
私は中国でオフショア事業をしている企業の社史を作ったことがあるが、中国の労働者は、忘年会に出ても「福引」が終わると、まだ宴会が続いているのに社長のあいさつも聞かずに、さっさと引き上げる、と言っていた。このあたり同じアジア人でもタイや台湾とは全然違うとのこと。

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良く言えば「目的意識がはっきりしている」悪く言えば「身も蓋もない」国民性なのだ。それがこの試合では残念な形で出た。

中国の先発は「秘密兵器」カーター。

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しかしふたを開けてみると球はそこそこ速いが制球が悪く2失点。

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韓国の先発は元兌仁(ウォン・テイン)、サムスンの22歳の若手エース。

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中国は立ち上がりはまだやる気があって1番梁培(リャン・ペイ)が安打、続く楊普(ヤン・ジン)も安打。

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6番曹傑(ツァオ・ジエ)のタイムリーで2点。

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ここまでですでに1時間、今日は12時回るのではないかと思った。

韓国は2回に2安打2四球を集めて2点、このあたりから中国の選手は目に見えてやる気がなくなった。
2回は内野ゴロ3つ。

3回、韓国は四球1つをはさんで7連打、8点を奪う。

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3回裏、中国は4球で三者凡退。

4回、韓国は朴健祐(パク・コンウ)の満塁本塁打などで6点。

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これで18⁻2、15点差がついたから5回コールドが見えてきた。

中国の投手は130㎞/hそこそこ、しかも制球はおおざっぱだから、打撃練習のようになる。

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続く5回にも金河成(キム・ハソン)のグランドスラムが出る。

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22点が入った。

5回裏、中国は、李寧(リ・ニン)が久々に安打を打つが、あとは凡退。

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習近平が韓国に出兵するんじゃないかと思うような、屈辱的な敗戦。

中国は暴投が6つ、パスボールが2つ。ほとんどは捕手欒臣臣(ルアン・チェンチェン)の責任だ。ワンバウンドをぽろぽろやった。それでも監督は捕手を替えなかった。替えがいないのだと思う。

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率直に言って、中国は野球をする資格がないように思う。勝敗、功利には興味を示すが、競技としての野球へのリスペクトを感じない。

真砂勇介も打率.077と不振に終わったが、客席からの声にも反応しなかった。NPB育ちの彼は、ショックを受けていたかもしれない。

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スコアボックス

KOR-CHNBox


中国は次の大会から予選に回るだろうが、スポーツをする意味のレベルから学ぶ必要があるのではないか。

韓国は日本のメディアから「残念でしたねー」と薄ら笑いされているが、日本に来てから練習試合の相手に恵まれないなど、気の毒な部分もあった。準備不足を感じさせた。
韓国が強くならないとWBCは盛り上がらない。

WBCにはこういう側面があることも、知っておいていいのではないか?

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1960~62年柿本実、全登板成績