たまたま「優勝してしまった」ために、歯切れの悪い言い方になるが、今回の日本は「勝利至上主義」で世界一になったのではない。
「勝利至上主義」とは「勝つため」にすべてを犠牲にするような「勝ち方」のことだ。
甲子園がその典型だ。
「勝つため」に、選手の健康を犠牲にして投手に過酷な投げ込みをさせたり
「勝つため」に、勉強やプライベートの時間をなくしてしまったり
「勝つため」に、出場選手を絞り込み、他の選手の出場機会を奪ったり
「勝つため」に、指導者が選手に怒声罵声を浴びせたり、時には暴力を振るったり
「勝つため」に、相手チームをやじったり、威嚇したり
「勝つため」に、特にはサイン盗みなど不正を行ったり
するような野球だ。
指導者は「勝ちさえすれば、すべて報われる。勝てば官軍だ」と言ってきた。
そして「何が何でも勝つことを経験すれば、実人生でも勝者になれる」と教育的意味を説いてきた。
しかしその結果として、多くのリタイアする選手を生み、いわゆる「野球馬鹿」も生み、「3年間補欠」を大量に生み、インモラルな体育会系人材を生み、スポーツマンシップにもとる品性の無い「日本野球」を生み出してきた。

しかし今回のWBCでは、選手は過酷な投げ込みなどはせず、データに基づいて無理のない練習をした。栗山監督は選手全てに出場機会を与えようと努力し、監督、コーチも選手も互いにリスペクトして「良い雰囲気」を醸成した。日本は7戦全勝だったが、試合が終われば相手チームの健闘を称えた。相手チームからのリスペクトもえた。味方を鼓舞するためにパフォーマンスをすることはあっても、相手を侮辱するようなことはなかった。データは駆使したが、もちろん不正はしなかった。
「勝つためのすべての努力」をしながらスポーツマンシップにもとるようなことはしなかった。
メディアを見ていると「今回の侍ジャパンは勝利を求めているから勝利至上主義だ」という記事も出ていたが、何もわかっていないのだと感じた。
日本野球はこういう「勝ち方」を目指すべきなのだ。

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1960~62年柿本実、全登板成績
甲子園がその典型だ。
「勝つため」に、選手の健康を犠牲にして投手に過酷な投げ込みをさせたり
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「勝つため」に、出場選手を絞り込み、他の選手の出場機会を奪ったり
「勝つため」に、指導者が選手に怒声罵声を浴びせたり、時には暴力を振るったり
「勝つため」に、相手チームをやじったり、威嚇したり
「勝つため」に、特にはサイン盗みなど不正を行ったり
するような野球だ。
指導者は「勝ちさえすれば、すべて報われる。勝てば官軍だ」と言ってきた。
そして「何が何でも勝つことを経験すれば、実人生でも勝者になれる」と教育的意味を説いてきた。
しかしその結果として、多くのリタイアする選手を生み、いわゆる「野球馬鹿」も生み、「3年間補欠」を大量に生み、インモラルな体育会系人材を生み、スポーツマンシップにもとる品性の無い「日本野球」を生み出してきた。

しかし今回のWBCでは、選手は過酷な投げ込みなどはせず、データに基づいて無理のない練習をした。栗山監督は選手全てに出場機会を与えようと努力し、監督、コーチも選手も互いにリスペクトして「良い雰囲気」を醸成した。日本は7戦全勝だったが、試合が終われば相手チームの健闘を称えた。相手チームからのリスペクトもえた。味方を鼓舞するためにパフォーマンスをすることはあっても、相手を侮辱するようなことはなかった。データは駆使したが、もちろん不正はしなかった。
「勝つためのすべての努力」をしながらスポーツマンシップにもとるようなことはしなかった。
メディアを見ていると「今回の侍ジャパンは勝利を求めているから勝利至上主義だ」という記事も出ていたが、何もわかっていないのだと感じた。
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1960~62年柿本実、全登板成績
六大学野球みたいに総当たりなんて100%出来ないし、それこそ学業に支障が出るんじゃ?
baseballstats
が
しました