匿名の人の9割以上は良識ある人だが、中に本当に悪質なコメントをする人がいる。残念極まりない。
性被害に遭った女性の告発に対し、何の根拠も示すことなく「女のハニートラップかもしれない」「男がはめられたのかもしれない」というのは、それだけですでに「犯罪行為」だ。

性被害に遭った女性は、肉体だけでなく精神も傷つけられている。レイプなど性犯罪を「魂の殺人」と呼ぶのは、彼女たちが、非合意の性行為、未遂によって「人間としての尊厳」を完全に否定されるからだ。誰にでもあるプライド、自分が大事だという「気持ち」を、踏みにじられるからだ。

周囲の好機の目にさらされるから、性被害の告発はそれだけで、大変な勇気がいる。彼女たちが泣き寝入りせず、あえて世の中にそれを問うのは、本当に悲しく、悔しく思っているからだ。
メディアは彼女たちを守るために、匿名にしているが、警視庁への「被害届」は、当然実名で行われている。事情聴取などに応じ、その状況を説明するのは本当につらいことだ。

c7c43ed8294361597a5e81e7ab6b4439_m


そういう被害女性に対して、何の根拠もなく、性被害そのものを否定したり、彼女を攻撃したりするのは、性被害で傷ついた女性に対して、追い打ちをかけることだ。性被害者への誹謗中傷を「セカンドレイプ」というのはこのためだ。

当サイトにもこの手のコメントがいくつか来ているが、あなたたちのIPアドレスは記録する。汚らしいコメントだが、削除はしない。
被害女性や代理人が、こうしたコメントを知ってIPアドレスの開示を求めて、個人を特定し、訴訟を起こせば、ほぼ確実にコメントした人は敗訴し、何らかの処罰を受ける。

この手のコメントをしていいのは、彼女が山川穂高に対して、詐術を行ったという「具体的な証拠」を提示できるときだけだ。それ以外は「その可能性」について言及することも全部アウトだ。

文春の取材でも、山川は事実関係について否定はしていない。「合意」「非合意」について言い訳しているだけだ。「はめられた」「ハニートラップだ」「陰謀だ」というコメントは、山川穂高の援護にもなっていない。

世の中には匿名であれば、どんなことでも平気で言うことができる人間が一定数いる。自分は安全な立場にいて、物陰から赤の他人を攻撃する。
この手の人は、日常生活では「健全な社会人」を装っているのだろうが、あなたの卑劣な「人間性」はほぼ確実に露呈している。他者を故なく攻撃する人は、自分自身をも傷つけている。




私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!



NOWAR


年度別チーム第1号本塁打は俺だ! まとめリンク