「夏休み 少しは飲める 子で帰り」
これ、素人川柳作家だったわが祖父が作った川柳だ(と思うけど、違ったらごめん)。同人仲間に褒めてもらった句だったと記憶する。どこかの新聞にも載ったはずだ。
作中の「子」とは私のことだ。大学生になって家を離れた子供が、夏休みで帰省して、昔なら菓子を欲しがったところが、一丁前に飲めるようになっていた、みたいな意味か?
しかしよくよく考えればこの川柳はおかしい。私は一浪したから大学1年のうちに成人になったが、現役で入れば19歳のはずだ。「飲める」とは「午後ティー」ではなくアルコールのはずだから、未成年飲酒だろう。みたいなことで、この川柳はいまどきなら新聞には載らないはずだ。

ソフトバンクの木村大成と加藤洸稀、未成年飲酒で処分 球団広報が認める

文春砲によれば高卒1年目の木村と加藤がインスタグラムのライブ配信をしたが、背後に『氷結』の500ミリリットル缶が映っていたと言う。
すぐに消したが、それでも騒ぎになった。顔も赤かったと言う。

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球団がこれを知って処分を下すことになったとのことだ。

率直に言って、高校野球部の生徒ははるか昔から、打ち上げやプライベートのコンパなどでは飲酒していたはずだ。高校の先輩やOBなどもそれを許していた。
最近は「SNSに載せたらヤバいから絶対にやめろ」と言われているだろうが、今でもそういう習慣を続けているところは多い。
当然、監督やコーチも知っているが、自分たちもやってきたから、せいぜいのところ「ばれないようにやれよ」と言うくらいだ。

しかし今は、こういう大事になるのだ。

スポーツ新聞の新人記者がプロ野球チーム担当になって、最初に驚くのは「どいつもこいつも、ほとんどすべての選手が喫煙する」ということのようだ。18歳、19歳の選手も含めて、「喫煙」も「飲酒」とともに野球部にこびりついた習慣ではある。

私は今に至るも喫煙習慣はないから、煙草は大人になってから「どんなものだろう」と1,2本喫っただけだが、飲酒は高校時代からちょこっとだけしていた。弱かったから酔うほどは飲まなかった。

しかしうちの子供はそういう経験はしていない。高校での規範意識は依然とは比較にならないほど厳しくなっている。
おそらく野球部など一部の部活のみに「飲酒」「喫煙」習慣は残っているのだろう。

このあたりも改めていかないと。コンプライアンスの認識は、こういうレベルから醸成すべきなのではないか。


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