岡田阪神が好調だ。もともと投手力は素晴らしかったが、今季は大竹、村上と言うエース級が加わったうえに、打線にもノイジ―と言う新戦力が加わった。阪神が優勝するのはちょっと考えにくいけど。
岡田彰布監督のインタビューもよく掲載されるようになったが、他の監督や選手は記者が要約したり、趣旨だけをまとめるのだが、岡田監督だけは、リアルにしゃべったままを、つまり「おーん」込みで紹介することになっている。

報知新聞
「そうや。うん、まあ、当然、近本から走るケースやで。まあ敬遠はちょっと予想してなかったけどなあ、おーん」 

日刊スポーツ
「まあ、でも結局ストライクなあ、そらなあ、ピッチャーによってだいぶ違うからのお。そら何とか今日なんかやろうとそら思てるけど、そらなあ。でもなあ、ストライクが来んかったらどうしようもないよな、おーん」

デイリースポーツ
「いやいや、まあ、うーん、まだね、おーん、たくさん試合が残っているんですけど、あと来週でね、交流戦になるんで、セリーグ相手に最後になるんで、先発ピッチャーは交流戦まで最後の登板になるんですけど、良い形でね、まず区切りの交流戦までということで」

スポニチ
「劇的な3連戦 おーん。まあでも、別に変わったこともやってないしな。ちゃんと逆転されたり、そんなんもあるわけやからな」

サンスポ
「西、アカンなあ、おーん。あんだけ初球、バンバン打たれるか。ちょっとわからんけどなあ」

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「岡田語」というのがスポーツ紙の記者の間で定着したのだろう。「おーん」と言えば岡田監督と言う安易さを感じるからか、最近は「おーん」を多用しないようになったが、大阪のおっさんが近所の人と世間話をしているような口調は見事に全紙、揃っている。

しかもかなり再現性が高い。
東京人など他地域出身の人間が、関西弁を書き起こすと、おかしな言葉になってしまうことがある。
「何してんねや」を「何してんにゃ」みたいに書いてしまうケースである。
関西人から見ると「おかしい」ということになるが、スポーツ5紙の岡田コメントは「おーん」だけでなくほぼ完ぺきで、おそらくは、関西出身で「関西弁の使い手」の精鋭を現場に張り付けているのだ。
だから岡田彰布と言う60半ばのベテランの関西弁で煮しめたような指導者の「心持ち」までもが手に取るようにわかる気がする。

だからどうだと言うことではないが、岡田彰布はスポーツ紙にこんなに愛されているということなのだろう。


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