「じゃ、公邸(うち)で、クリスマスやるか?、翔太郎、若いの呼んで来いよ」例の不祥事の真相はこういうことだったようだ。倅はどうやら親父の尻尾切りにあったようだ。
岸田文雄は、自民党のリベラル勢力である「宏池会」の領袖であり、自民では一番「まとも」なはずだと思っていたが、就任以来、その言動は、妙にぬるくて、田舎臭くて興ざめである。

この人は総理大臣になったことが、本当にうれしくて仕方がないのだろう。そりゃ「嫌々なった」総理よりはマシだろうが、本当に心の底から「総理大臣になってよかったなあ」と思う宰相ってどうなんだろうと思う。統一教会とか、ウクライナ戦争とか、諸事多難なのに、責任とか、危機感とか、そういうものは感じていないのかと思ってしまう。

難儀だなと思うのは、この人は「自分で喜んでいることは、他の人もみんな喜んでくれるはずだ」と思っているらしいことだ。
この間のWBCの日韓戦、始球式をやったが、

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岸田文雄はそのあと、グラウンドで栗山英樹監督にサインをおねだりしているのだ。

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岸田文雄は「総理大臣になって本当にうれしいなあ、こうしてすごい人のサインも貰えるし」と思ったのだろう。そして東京ドームでみんなの前でサインをもらうことで「みんなも喜んでくれるだろう」と思ったに違いない。

一般的には、総理大臣の方がWBC監督よりも「えらい」はずで、職務も権限も「重い」はずだ。その総理がWBC監督にサインをおねだりするのは「沽券にかかわる」と思う人が相当数いたはずだ。一方で総理は偉くないと思う人は「公私混同」だと思うだろう。さらに「何てミーハーだ」と思う人もいたはずだ。

しかし岸田文雄は「みんな喜んでくれたはず」と思ったのだ。

1月の欧米歴訪時に倅にハロッズなどで手土産を買わせたのも「みんなが喜んでくれるに違いない」と思ったのだろう。

そのノリで、そのぬるさで
「今年は総理大臣公邸でクリスマスパーティだぜい!岸田ファミリーあつまれ!」
とやったわけだ。「日本国民がこぞって“よかったですね”と言ってくれるに違いない」と思って。

それを恥ずかしいと思わない倅も相当世間ずれしているとは思うが。

とりあえずダサいこと、田舎臭いことは我慢するにしても、そんなんで「切った張った」の世界情勢でしっかり踏ん張れるのかと思う。まさかゼレンスキーから例のシャツを貰ってるとか、バイデンにサインをおねだりしたとか、そういうことはないと思うが、自分のやっていることは、みんな喜んでもらえるというめでたさは、下手をすると国を危機に陥れることにつながりかねない。


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