ともにMLBで残念な成績になっているが、2人の失敗は異質のものだったようだ。
フルカウント
元巨人・山口俊氏「きつかったですね…」 メジャー時代の苦悩激白「会話ができない」

山口俊は、全く英語が話せない状態でMLBに挑戦したという。まだブルージェイズにいた2020年は、通訳がいただろうが、2021年春にDFAになってジャイアンツ傘下のAAAサクラメントでプレーするようになると通訳もいなくなり、孤立してしまったようだ。

通訳がいたとしても基本的なコミュニケーションは絶対に必要だが、山口はそれさえも怠っていたのだろう。
MLB球団は、こういう選手には冷淡だ。それでも試合で結果を出していればともかく、救援で全く調子が上がらなかったために、一気に評価が下がってDFA、マイナー落ちしたわけだ。

MLBは「単に給料が良いリーグ」ではなく、アメリカの「文化」そのものだ。海外からやってくる選手は、当然ながら、その文化をリスペクトし、受け入れる必要があるのだ。
山口は「こいつは何しに来たんだ」と思われたのだろう。
井川慶、中村紀洋、西岡剛、中島裕之などもそのタイプだったのではないか。

S-Yamaguchi


藤浪晋太郎の場合、会話はそれなりにできて、MLBへのリスペクトも感じられた。ここまでひどい成績ながら登板の機会が与えられているのは、チーム事情もあるだろうが、彼がそれなりに適応しようと努力し、その姿勢に周囲も理解を示しているのではないか。

MLBに挑戦するためには「年俸」「待遇」だけでなく、MLBの「文化」へのリスペクトがいるのだろう。「メジャー、なんぼのもんじゃい」というオラオラは、言葉が通じないアメリカ人もすぐに気が付いてイジェクトしようとするのだろう。

これは、日本に来る外国人選手も同様だとは思うが。


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