フィリップ・ハンバーという投手、良く知らなかった。2004年アマチュアドラフトでニューヨーク・メッツ=NYYから1順目で指名。1500人の指名選手のうち3番目。エリートだったがなかなかMLBに定着できなかった。
ずっと先発投手としてやってきたが、4球団を渡り歩き、昨年になってようやくローテに定着した。
今日は今季2度目の先発。前回ボルチモア・オリオールズ戦は5.1回を投げて自責点1だが3四球6被安打115球で降板していた。
立ち上がりは速球主体。コースを良く突いていたが、イチローのライナーも芯に当たっていたから、ハンバーは大して調子が良いとは思えなかった。
この投手が昨年、ローテに定着したのはカーブとチェンジアップが素晴らしく良くなったからだ。
2回以降は遅いカーブと早いカーブがともに効果を上げる。2回は三者三振。チェンジアップとカーブ。
3回にはほとんどボール球を投げなくなる。打者が術中にはまっていくのが見えるようだ。4、5、6回は合わせて20球。シアトル・マリナーズ=SEA打線は往々にして催眠術にかかったように凡退を繰り返すことがある。川崎はそれに抗うようにバントでの出塁を試みた。評論家が「思いつきはいいんですけどね」という攻撃だ。
SEAがそろそろやばい、と思ったのは7回。フィギンスがカーブにくらいついてファウルにする。アクリーも抵抗を見せたが、イチローはあっさり引き下がる。こういうところ、不満が残る。
8回に左翼がリリブリッジに交替する。チームも意識し始めた。この日は福留孝介出番なし。立場が危うくなっている。
8回9回は引き続き打線がくらいついていくが、ハンバーは速球を使い始めた。7回まで69球という効率の良い登板だったから、スタミナが残っている。2シームも有効だった。
川崎の代打のライアンが三振、振り逃げで一塁に力なく走るも、捕手ピアジンスキーが冷静に一塁送球してパーフェクト達成。97球。
ハンバーにとっては、初完投、初完封でもある。
これがフロックなのか、大投手への第一歩なのかはわからないが、SEAは単なる1敗ととらえてあまり気にしないようにすべきだろう。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
今日は今季2度目の先発。前回ボルチモア・オリオールズ戦は5.1回を投げて自責点1だが3四球6被安打115球で降板していた。
立ち上がりは速球主体。コースを良く突いていたが、イチローのライナーも芯に当たっていたから、ハンバーは大して調子が良いとは思えなかった。
この投手が昨年、ローテに定着したのはカーブとチェンジアップが素晴らしく良くなったからだ。
2回以降は遅いカーブと早いカーブがともに効果を上げる。2回は三者三振。チェンジアップとカーブ。
3回にはほとんどボール球を投げなくなる。打者が術中にはまっていくのが見えるようだ。4、5、6回は合わせて20球。シアトル・マリナーズ=SEA打線は往々にして催眠術にかかったように凡退を繰り返すことがある。川崎はそれに抗うようにバントでの出塁を試みた。評論家が「思いつきはいいんですけどね」という攻撃だ。
SEAがそろそろやばい、と思ったのは7回。フィギンスがカーブにくらいついてファウルにする。アクリーも抵抗を見せたが、イチローはあっさり引き下がる。こういうところ、不満が残る。
8回に左翼がリリブリッジに交替する。チームも意識し始めた。この日は福留孝介出番なし。立場が危うくなっている。
8回9回は引き続き打線がくらいついていくが、ハンバーは速球を使い始めた。7回まで69球という効率の良い登板だったから、スタミナが残っている。2シームも有効だった。
川崎の代打のライアンが三振、振り逃げで一塁に力なく走るも、捕手ピアジンスキーが冷静に一塁送球してパーフェクト達成。97球。
ハンバーにとっては、初完投、初完封でもある。
これがフロックなのか、大投手への第一歩なのかはわからないが、SEAは単なる1敗ととらえてあまり気にしないようにすべきだろう。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
川崎ぶつけられるのでは?メジャーではバントやっては駄目なはずです。イチローも教えてやらないと。