MLBだけでなくプロ野球の試合は3時間が当たり前だったが、今季、MLBでは劇的に短縮されている。


過去5年間、MLB30球団の平均試合時間の推移。

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2019年、30球団で平均試合時間が3時間を割り込むチームはなかった。

コロナ禍で試合数が60に短縮された2020年、ア・リーグ中地区のタイガースが2:59、西地区のマリナーズが2:59、アスレチックスが2:57。ナ・リーグ中地区のレッズが2:58.カーディナルスが2:52と5球団が3時間を割った。これはこの年、タイブレーク性が臨時の措置として導入されたことが大きいだろう。またダブルヘッダーは7イニングになった。また臨時にナ・リーグもDHを導入。

2021年、DH制はア・リーグだけに戻った以外に大きなルール変更はなかったが試合時間は7分増加。3時間以下のチームはなかった。

2022年、今季から両リーグDH制となる。平均時間は8分短縮。ア・リーグ中地区のタイガースが2:58と3時間を割り込んだ。

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そして2023年、投手は走者がいないときは15秒、走者がいるときは20秒以内に投球するという「ピッチクロック」が導入され、平均試合時間が3時間を超えるチームはなくなった。平均で27分もの短縮。
最も長いオリオールズとレッズが2:46、最も短いのがレイズ、ロイヤルズ、マーリンズ、パイレーツが2:36。

6時に始まった試合は優に9時前に終わることになる。

NPBは今年が3:11、昨年が3:14、長い試合が続いている。

いつまでもプロ野球の試合を観ていたい人もいるのだろうが、試合時間が短いのはいろいろな意味で大きなメリットがある。

いろいろ障害はあるにしても、NPBもピッチクロックを導入すべきだろう。


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