4試合KBOの試合を観て帰ってきた。その途端に「アレ」騒ぎで早速Number Webに1本原稿を書いたが、野球の面で韓国と日本の「差」について書いておきたい。
4試合とも球場は大盛り上がりしていたが、野球そっちのけで騒いでいるという印象が、日本以上に強かった。

10チーム中8チームを見たが、野球としてはそれほど進化していないのではないかと思った。
まず、内野手である。特に遊撃手、ぎりぎりの打球をすくい上げて「このタイミングしかアウトにできない」できないという動きでアウトにするようなプレー、例えば巨人の門脇やオリックスの紅林がしばしば見せるような、ああいうスーパープレーを見ることがなかった。

ぎりぎりのボールはおさえた段階で「ああ、おしかったね」的な感じになる。

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以前からそうだったが、進化していないように思う。

NPBの内野手はメジャーの動きを取り入れ、体のどこの付近に打球が飛んでもとっさに反応できるようになってきているが、KBOの内野手はそうではないように思う。

それと「投手」。150㎞/hの球速は普通に見られるが、155㎞/hの球速は見なかった。NPBでは、すべての球団でこれくらい出す投手は複数いるが、KBOではそうではないようだ。

特に救援投手はかなり落ちる。STATSを見ながら観戦したがホールドをたくさん上げているセットアッパーが3点台後半、4点台というのがしばしばあった。

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だから後半戦に試合が動くことが多いのだが、絶対的なクローザーと言うのは少ないようだった。

そういうレベルだから40歳を過ぎたオスンファンが通用するのだろが。

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WBCで韓国が日本に惨敗したのも、守備力と投手力で決定的な差があったからだ。
また打者も大振りはするが、村上宗隆、森友哉みたいな「万振り」をする打者は見なかった。

野球が五輪スポーツでなくなって、兵役免除の対象でなくなったために野球を目指す若者が減ったと言われているが、U18でも韓国は活躍できなかった。

観客動員にも陰りが見えるし、ちょっと落ち込み気味ではないかと思った。


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先発全員奪三振達成投手/1994~2023